インテルのCPUに付くプロセッサー・ナンバーとは?

最終更新日 2019年05月20日

Dothan の Pentium M から導入されたプロセッサー・ナンバーとは何か

開発コードネーム Dothan の Pentium M から、インテルは製品名にプロセッサー・ナンバーを付けることにしました。従来は、製品名にクロック周波数を付けていました。プロセッサー・ナンバーとは何なのでしょうか。

インテル、プロセッサ・ナンバ初採用の新Pentium M には、以下のとおり書かれています。(この記事の公開年月日は2004年5月10日)
 プロセッサ・ナンバはプロセッサファミリによって7xx/5xx/3xxの3つに大別され、7xxはPentium M、5xxはPentium 4/モバイルPentium 4、3xxはCeleron/Celeron Mで用いられる。

 この“xx”に入る数字は、アーキテクチャ、動作周波数、FSB、キャッシュなどを総合的に反映したもので、基本的に数値が高いほど高機能、高性能であることを示す。たとえば、同じ周波数のプロセッサでもキャッシュが多い方や、FSBの高い方が高いプロセッサ・ナンバを与えられることとなる。

 さらに、同社では、プロセッサ・ナンバが大きくても、プロセッサ・ナンバが低い製品よりも、あらゆる種類のベンチマークで必ずしも高い性能を発揮するとは限らないと注釈を加えている。

 また、頭の7/5/3は、ユーザーに与える価値の違いによって分けられており、それぞれが製品のパフォーマンスを示すものではなく、510より710の方が優れているという意味ではないとしている。

 セラーズ氏は、プロセッサ・ナンバ導入の理由について、クロック以外の機能の違いを消費者にわかりやすく案内するためと説明した。
ASCII.jp:インテル、最高クロック2GHz/キャッシュ容量2MBの新“インテル Pentium M プロセッサ”3製品を発表 には、以下のとおり書かれています。(この記事の公開年月日は2004年5月10日)
“プロセッサ・ナンバ”は、Pentium Mシリーズは“7xx”、Pentium 4は“5xx”、CeleronおよびCeleron Mは“3xx”という表記になり(xxは任意の数字)、この“プロセッサ・ナンバ”は、採用するアーキテクチャーの種類、動作周波数、FSB、キャッシュ容量、搭載されるインテルのテクノロジーといった要素から決定されるという。なお同社は、この“プロセッサ・ナンバ”の採用は、機能の違いを消費者にわかりやすく案内するものだという。なお、この“プロセッサ・ナンバ”は、同一シリーズ内での性能・機能を比較/区別するもので、単純な性能の高速化の尺度ではなく、前述した要素をトータルした数値だとしている。
CPUの違いが分かりにくい - 日経トレンディネット には、以下のとおり書かれています。(この記事の公開年月日は2004年10月05日)
 従来、CPUは動作周波数が高くなるほど高性能と言えましたが、最近では上記のようにこの“法則”が崩れてきました。そこで、インテルは新しい性能指標として、「プロセッサ・ナンバ」という3けたの数字をCPUに付けるようになりました。

 上の表に挙げたのは、プロセッサ・ナンバが付いた代表的なCPUの一覧です。「この数字が大きいものほど付加価値が高い」と同社は説明します。これを見ると、必ずしも動作周波数が高い順に大きい数字が振られているわけではないことが分かります。例えばノート用のPentium Mには、通常版よりも低い電圧で駆動する「低電圧版」や「超低電圧版」に、より大きな数字が付くものがあります。ノートでは、省電力が重要な「付加価値」であるためです。
「上記のようにこの“法則”が崩れてきました」とは、Pentium 4 等の CPU ではクロック周波数を高めて性能を向上させてきましたが、Pentium M ではクロック周波数よりも処理効率を高めて性能を向上させることに成功し、単純にクロック周波数で性能を比較できなくなったということです。

例えば、Pentium 4 のある製品と Pentium M のある製品を比較する場合、Pentium 4 の製品の方がクロック周波数が明らかに高くても、Pentium M の製品よりも性能が高いとは限らず、性能が同じくらいか Pentium M の製品の方が性能が高いこともあります。

Dothan の Pentium M から導入されたプロセッサー・ナンバーについて書かれている複数の記事を見てきましたが、プロセッサー・ナンバーが大きいほど基本的に性能や機能が高いようです。

クロック周波数、キャッシュ容量等、処理速度に関わってくる要素以外、例えば省電力機能に優れているという付加価値がプロセッサー・ナンバーに加算されることがあるようなので、プロセッサー・ナンバーが大きいほど処理速度が速いわけではないようです。

プロセッサー・ファミリー(シリーズ)が異なる CPU だと性能の比較が難しく、例えば Pentium M と Pentium 4 それぞれ特定の製品同士を比較する場合、プロセッサー・ナンバーを利用して比較できれば便利ですが、同じプロセッサー・ファミリー(シリーズ)の CPU 同士であればプロセッサー・ナンバーを利用して比較できるようです。

インテルはクロック周波数以外の機能の違いをわかりやすく案内するためにプロセッサー・ナンバーを導入したようですが、従来のように製品名にクロック周波数を付けるよりはわかりやすくなると思います。

Pentium M の登場により単純に CPU はクロック周波数が高いほど性能が高いわけではなくなりましたが、製品名にクロック周波数を付けたままだとクロック周波数が目立ってしまい、クロック周波数に注目して選べば良いという印象を与えてしまう恐れがあると思います。

ただ、プロセッサー・ナンバーを見れば CPU を選びやすいと言えるほどではなく、上記の解説はプロセッサー・ナンバーの法則のようなものを簡易に解説したに留まると考えられ、さらに新しい CPU が登場すればプロセッサー・ナンバーの法則のようなものは複雑化する可能性もあり、どの CPU が性能や機能に優れているのか比較して選ぶのは難しくなっていきそうです。


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