Intel Core iとAMD Ryzenの違い

最終更新日 2024年10月30日

設計

Intel Core iとAMD Ryzenは、 CPUのマイクロアーキテクチャー、 CPUの命令セットアーキテクチャー が違います。難しい用語が出てきましたが、大雑把に言えば設計が違います。

ちなみに、設計が違ってもデータの演算結果等が同じです。これがCore iとRyzenに互換性がある理由です。互換性があるため、Core iをRyzenに置き換えても問題なく使えます。問題なく使えるということは、同じ周辺機器やソフトウェアを利用できるという意味です。

性能

Intel Core iのクロック周波数がAMD Ryzenよりも高い傾向があります。AMD Ryzenのコア数、スレッド数がIntel Core iよりも多い傾向があります。別の言い方だとシングルスレッド性能はCore iの方が高く、マルチスレッド性能はRyzenの方が高い傾向があります。ただし、2020/05/11時点の話です。将来、これらの傾向が変わる可能性があります。2024/09/23時点でも、これらの傾向に変わりありません。

CPU内蔵グラフィックス

AMD RyzenのCPU内蔵グラフィックスの性能がIntel Core iよりも高い傾向があります。ただし、2020/05/11時点の話です。将来、この傾向が変わる可能性があります。

コストパフォーマンス

AMD RyzenのコストパフォーマンスがIntel Core iよりも高いです。AMDが同じくらいの価格ならCore iよりも性能が高くなるように価格を設定しているためです。ただし、2020/05/11時点の話です。将来、両者のコストパフォーマンスが同じくらいになったり、Core iの方がコストパフォーマンスが高くなったりする可能性があります。

Core iとRyzenどちらを選ぶか

Intel Core iの方がシングルスレッド性能が高い、AMD Ryzenの方がマルチスレッド性能が高い、RyzenのコストパフォーマンスがCore iより高い、以上の傾向があります(2024/09/23時点)。一般的にシングルスレッド性能の方が重要のため、Core iを選ぶ方が良いです。用途によってはマルチスレッド性能の方が重要のため、この場合はRyzenを選ぶ方が良いです。コストパフォーマンス重視ならRyzenの方が良いです。

・インテル入ってない「AMD搭載パソコン」、安心して使える？（2ページ目） | 日経クロステック（xTECH）(2020/05/11公開記事)
・私たちの“仕事”に適したビジネスPCをどう選ぶ？　〜CPU編〜：情シス目線のビジネスPC選び（3/3 ページ） - ITmedia PC USER(2024/09/23公開記事)

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