PhenomのGangedとUngangedの違いとは?
最終更新日
2023年09月07日
Ganged では2つのメモリバスを1組として扱い、Unganged では独立して扱うのか
CPU編 2/2 DOS/V POWER REPORT | Impress Japan
には、以下のとおり書かれています。(この記事は2008年10月号の記事)
Ganged ではメモリ帯域幅をまとめて利用でき、シングルスレッドの処理や広いメモリ帯域幅を必要とする処理に向いているようです。
Unganged ではメモリ帯域幅を2つに分けることで各メインメモリーに対して別々にデータ読み書きできますので、マルチスレッドの処理に向いているようです。
Phenomシリーズは、「Ganged」、「Unganged」という2種類のメモリアクセスモードが選べる。前者は、いわゆる「ごく普通のデュアルチャンネルアクセス」。64bitのメモリバス2組を128bitバス1組として扱うことでメモリ帯域を向上させる。一方、後者は、2本の64bitバスを独立して扱う方式。メモリバスとは、CPU とメインメモリー間でやり取りするデータの通り道のようなものです。このデータの通り道の広さに該当するのが、メモリ帯域幅です。
Ganged ではメモリ帯域幅をまとめて利用でき、シングルスレッドの処理や広いメモリ帯域幅を必要とする処理に向いているようです。
Unganged ではメモリ帯域幅を2つに分けることで各メインメモリーに対して別々にデータ読み書きできますので、マルチスレッドの処理に向いているようです。
Unganged では2つのメモリコントローラそれぞれがメモリチャネルを独立駆動させるのか
「Phenom」と「AMD 790FX」に関する現状報告 - 4Gamer.net
には、以下のとおり書かれています。(この記事の公開年月日は2007年11月22日)
Unganged では2つのメモリコントローラそれぞれがメモリチャネルを制御し、一方のメモリチャネルではデータの読み書き使用中に、もう一方のメモリチャネルでは別のデータの読み書きに使う、このようなことができるようです。
Ganged では2つあるメモリチャネルを1つにまとめて使いますので、データの通り道が広くなるイメージとなります。
スレッドごとにメモリを割り振る必要がないシングルスレッド化されたアプリケーションや、データの通り道が広い方が良い、すなわち大量のデータを一度に転送する必要があるアプリケーションでは Ganged の方がパフォーマンスが向上すると考えられます。
Phenomは2基のメモリコントローラを内蔵し,メモリコントローラのアクセス方式として「Unganged」(アンギャングド,「散らした」意)モードをサポートしている。Ungangedモードでは,二つのメモリコントローラが64bitのメモリチャネル×2を独立して駆動させ,別個かつ同時に利用できるようになる。マルチスレッド化されたアプリケーションでは,スレッドごとにメモリを割り振れるようになるため,結果としてパフォーマンスが向上するという理屈だ。メモリチャネルとは、CPU とメインメモリーの間にあるデータの通り道のようなものを指します。
(略)
一方,従来型のデュアルチャネルメモリアクセスに近い方式もサポートされており,これが「Ganged」(ギャングド,「団結した」意)モードとされる。
Unganged では2つのメモリコントローラそれぞれがメモリチャネルを制御し、一方のメモリチャネルではデータの読み書き使用中に、もう一方のメモリチャネルでは別のデータの読み書きに使う、このようなことができるようです。
Ganged では2つあるメモリチャネルを1つにまとめて使いますので、データの通り道が広くなるイメージとなります。
スレッドごとにメモリを割り振る必要がないシングルスレッド化されたアプリケーションや、データの通り道が広い方が良い、すなわち大量のデータを一度に転送する必要があるアプリケーションでは Ganged の方がパフォーマンスが向上すると考えられます。
Unganged はメモリコントローラを2つに分けてメモリアクセスを行うのか
Phenom特化!BIOS徹底解説 2/2 DOS/V POWER REPORT | Impress Japan
には、以下のとおり書かれています。(この記事は2008年3月号の記事)
しかし、Unganged だとデュアルチャンネルアクセスではなくシングルチャンネルアクセスとなる、すなわちメモリ帯域幅が狭くなりますので、シングルスレッドアプリケーションや広い帯域幅を必要とするアプリケーションでは Ganged の方がパフォーマンスに有利のようです。
PhenomではこれまでのAthlon 64 X2には見られない「Unganged」モードと呼ばれるユニークなメモリアクセス方式を採用している。これはCPU内蔵の128bitのメモリコントローラを64bitずつの二つに分けてメモリアクセスを行なうというもの。同記事のさらなる説明によると、Unganged ではメモリコントローラが2つに分かれることで、一方のメモリコントローラが処理中にもう片方のメモリコントローラを使えるので、マルチスレッドアプリケーション等でメモリコントローラの処理待ちが発生する頻度を抑えられるそうです。
(略)
一方のGangedモードでは、128bitのメモリコントローラを一つ利用する方式で、こちらはAthlon 64 X2などのデュアルチャンネルアクセスモードを採用するCPUとなんら変わらない。
しかし、Unganged だとデュアルチャンネルアクセスではなくシングルチャンネルアクセスとなる、すなわちメモリ帯域幅が狭くなりますので、シングルスレッドアプリケーションや広い帯域幅を必要とするアプリケーションでは Ganged の方がパフォーマンスに有利のようです。
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