インターネットから隔離されていてもマルウェア感染が起こりうる

最終更新日 2023年09月07日

USB メモリー等の記憶媒体を経由してマルウェアに感染することがある

パソコン等をインターネットから隔離しておけば、ウイルス等のマルウェアに感染することはなさそうですが、他のパソコンや周辺機器等に接触することでマルウェアに感染することがあります。

インターネットに常時接続している場合と比べたら安全性が高いですが、インターネットから隔離されているからと油断はできません。

どのようにマルウェアに感染するのかは様々ですが、例えば USB メモリーを経由したマルウェア感染です。マルウェアに感染した USB メモリーを、インターネットから隔離されているパソコンに接続することでパソコンもマルウェアに感染することがあります。

USB メモリーに限らずメモリーカード、光ディスクメディア等、データを読み書きできる記憶媒体を経由してマルウェアに感染することがあります。パソコン本体もマルウェア感染の経由場所となることがあります。

例えば、インターネットから遮断されているネットワークに接続されているパソコン等のシステムをメンテナンスするために、外部から持ち込んだパソコンをそのネットワークに接続した時に、外部から持ち込んだパソコンがマルウェアに感染していたので、そのネットワークに接続されているパソコン等のシステムもマルウェアに感染することがあります。

インターネットから隔離されているパソコン等は、サポートが終了している OS が使われている、まだサポートが提供されている OS を使っているが OS のセキュリティ更新がされていない、セキュリティソフトウェアが導入されていない等、セキュリティ対策が疎かになってしまいがちです。

そのためにマルウェアに感染したことに気づきにくくなり、マルウェア感染による被害を大きくしてしまうことがあります。インターネットから隔離されていても、データのやり取り等、何らかの接触があるならマルウェアに感染する恐れがあります。



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