液晶パネルの開口率

最終更新日 2023年09月07日

液晶パネルの開口率とは

基礎

液晶パネルの開口率とは、バックライトの光が透過する割合です。透過率と呼ぶ場合もあります。液晶パネルでは碁盤の目のように画素が並び、画素と画素の間にある線が細いほど開口率が高いです。

開口率が高いメリット、デメリット

メリット

輝度

バックライトの光量が同じ条件では、開口率が高いほど液晶パネルを通じて光がよく届くので輝度を高くできます。輝度が高くなれば映り込みを抑えられます。

消費電力

輝度が同じ条件では、開口率が高いほどバックライトの光量を抑えられるので消費電力も抑えられます。

視野角

開口率が高くなると視野角が広くなります。バックライトの光量が広がりやすく、液晶パネルを斜めから見てもバックライトの光量がよく届き、色ムラや輝度変化が小さくなるためです。

発色効率

開口率が高くなると発色効率が高くなります。バックライトが透過しない部分が黒色であり、その部分が発色を妨げますが、開口率が高いほど透過しない部分が小さくなるためです。

コントラスト比

開口率が高くなるとコントラスト比が高くなります。輝度が高くなれば白色を表示するところの輝度も高くなるためです。

眼精疲労

あくまでもイメージで言うと、開口率が高いとは多数の穴が開いている黒い紙があり、その黒い紙の後ろにはバックライトがあり、黒い紙に開いている穴のサイズが大きいことです。穴のサイズが大きいほど穴から出るバックライトの光量が増えるので、同じ輝度(明るさ)の条件では開口率が高いほどバックライトの光量を抑えられます。そのため、開口率が高いほど目に優しく疲れにくいです。開口率が低いとバックライトの光量を増やす必要があり、黒い紙の例えで言うと穴から出てくる光が強くなり、その強い光がまぶしく感じ目に優しくなく疲れやすいです。

デメリット

黒色の表現

開口率が高いと黒色を表現するときに白っぽくなります。開口率が高いほど光が透過しやすく、光漏れのように見えるためです。開口率を制御可能で黒色を表現するときに低くできる場合、このデメリットがありません。


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