液晶パネル

最終更新日 2024年04月23日

液晶パネルとは

基礎

液晶パネルとは、液晶ディスプレイや液晶テレビにおける画像を表示する部分です。エキショウパネルと読みます。液晶と略す場合もあります。他の呼び方には、LCPがあります。LCPはLiquid Crystal Panelの略です。

液晶パネルは液晶、ガラス基板、バックライト、偏光板等で構成されています。

液晶パネルの液晶

透過するバックライトの光量を調節

液晶とは、液体と固体結晶の中間状態にあり、液体と固体結晶の両方の性質を持つ物質です。難しい話を抜きにして言えば、透過するバックライトの光量を調節するものです。液晶に電圧をかけると、液晶の分子の並びが変わり、液晶を透過する光量も変わります。透過する光量が大きくなれば明るくなり、小さくなれば暗くなります。

光量を調節し色を表現

液晶パネルが小さい点で構成されており、それぞれの点が赤色のフィルターがある点、緑色のフィルターがある点、青色のフィルターがある点で構成されています。それぞれの点で液晶が透過する光量を調節し、透過した光が各色のフィルターを通り、各色の明暗を表現します。各色を組み合わせ1つの色を表現します。

液晶パネルの応答速度

応答速度が遅い原因

液晶分子をシャッターに例えることができます。シャッターを開いたり閉じたりしてバックライトの光量を調節します。電圧をかけてシャッターを開閉させますが、開閉が完了するまで時間がかかります。時間がかかると言っても非常に短い時間です。それでも液晶パネルでは残像感が出やすいほど時間が長いです。これが液晶パネルの応答速度が遅い原因です。応答速度とは、白色→黒色→白色、または黒色→白色→黒色に変わるまでにかかる時間です。

オーバードライブで応答速度を速める

液晶パネルでは応答速度を速めるためにオーバードライブを採用する場合があります。液晶分子をシャッターに例えたままで言うと、オーバードライブとは本来よりも高い電圧を一瞬かけてシャッターの開閉にかかる時間を短縮させる技術です。

液晶パネルの寿命

液晶の寿命が約3万時間

液晶の寿命が約3万時間と言われています(2002/08/10時点)。1日当たり8時間、毎日使用するとしても寿命が約10年です。

約3万時間÷(8時間/日×365日/年)=約10年

バックライトの寿命が約2〜3万時間、長くて約5万時間

液晶パネルには液晶以外にも寿命があり、液晶以外に注目すべきなのがバックライトです。バックライトの寿命が約2〜3万時間、長くて約5万時間です(2002/08/10時点)。バックライトの寿命が、輝度が半分になるまでの保証時間です。そのため、使用できなくなるという意味では、液晶の方が寿命が早いです。

出典

液晶パネル - 意味・説明・解説 : ASCII.jpデジタル用語辞典(2008/10/07更新記事)
液晶パネル(えきしょうパネル)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書
ASCII.jp:ワンランク上のSXGA液晶選び (3/5)(2002/08/10更新記事)
液晶TVと液晶ディスプレイって何が違う? | 日経クロステック(xTECH)(2006/03/27公開記事)
コントラスト比、視野角、応答速度液晶ディスプレイのスペックについて知る | 日経クロステック(xTECH)(2007/10/10公開記事)
ディスプレイにこだわったPC続々、高リフレッシュ・有機EL・バックライトを確認(2ページ目) | 日経クロステック(xTECH)(2022/12/06公開記事)


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