液晶ディスプレイの寿命
最終更新日
2023年09月07日
液晶ディスプレイの寿命とは
寿命を決める部品
液晶ディスプレイの寿命はバックライトの寿命で決まる場合があります。使用時間や使用環境によってはバックライト以外で決まり、例えば電源のON/OFF回数が多いと電源に関連する部品の寿命で決まる場合があります。液晶パネル
昔は液晶パネル自体の寿命が短く、バックライトと同程度の場合もあれば、それより短い場合もありました。今では液晶パネル自体の劣化がほとんどなくなり寿命の目安がないほど長いです。割れる
液晶ディスプレイが自然に割れたように見える破損が発生する場合があります。これは製造時の不具合が原因であり寿命ではありません。製造時に品質検査では発見できないほど目に見えない微細なクラックが発生する場合があります。このようなクラックが原因で、通常では破損しない振動・衝撃、温度変化でも割れる場合があります。バックライトの寿命
寿命の定義
一般的にバックライトの準拠の定義は、使用開始当初と比べて輝度が半分に低下したときです。例えば輝度を100%に設定しても、使用開始当初時50%に設定した場合と同程度まで輝度が低下したら寿命です。別の言い方だと、出荷時の最も明るい状態で使用し続けて明るさが半分になった状態までの時間です。明確な定義がないが、使用に支障をきたすほど輝度ムラが目立ったり、色の見え方が変になったりしたときも寿命とします。
寿命の目安
バックライトの寿命は製品によって異なり、同じ製品でも設定する輝度、使用時間、使用環境によって異なります。そのため、寿命の目安が存在しません。バックライトの種類による寿命の違い
バックライトの種類にはCCFL(冷陰極管)とLEDがあります。一般的にCCFLでは使用開始後から輝度の低下が大きいが、段々と低下が緩やかになります。LEDでは輝度の低下がほぼ一定です。そのため、輝度が半分に低下するまでの時間があまり変わりません。一般的にはLEDの方が寿命が長いです。LEDでは制御基板等、LEDに関連する部品の寿命がバックライトよりも短い場合があり、その場合はCCFLより寿命が長いという優位性がありません。寿命と保証期間
使用時間
液晶ディスプレイの保証期間に〜時間があります。使用時間がその時間を超えるまではバックライトが寿命を迎えないと判断できます。例えば保証期間が3万時間であれば、使用時間が3万時間を超えるまでバックライトが寿命に達しません。ただし、高温の場所で使用する等、劣悪な使用環境だと保証期間内でも寿命を迎える場合があります。メーカーは余裕を持たせているので保証期間の〜時間を超えても直ちに寿命を迎えません。様々な保証期間の使用時間を年換算すると、5万時間は約5.7年、3万時間は約3.4年、2万5千時間は約2.9年、1万5千時間は約1.7年、1万時間は約1.1年です。
使用年数
液晶ディスプレイの保証期間には〜年間もあります。〜時間を超えていなくても〜年間を超えたら保証が切れます。例えば保証期間が5年間、3万時間であれば、使用時間が3万時間を超えていなくても5年間を過ぎれば保証が切れます。液晶ディスプレイの寿命を延ばす方法
熱による劣化を抑える
バックライトの寿命を延ばすのが重要です。輝度を下げて使用する、ディスプレイを使用しないときは電源を切る、直射日光が当たったり暖房器具の近く等の高温になる場所で使用しない、以上に気をつけると寿命が延びます。輝度を下げる方がよい理由は、熱によって劣化が早まるためです。輝度が上がるほど発熱します。高温の場所で使用しない方がよい理由も同様です。頻繁な電源ON/OFFは電源周りの部品の寿命を大きく縮めます。使用しない時間が数分等、短時間であれば電源を切らなくてもよいです。
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