ゲーミングディスプレイ

最終更新日 2024年05月02日

基礎

ゲーミングディスプレイとは、コンピューターゲームの利用に特化したディスプレイです。

リフレッシュレートが高く応答速度が速い

リフレッシュレートとは、1秒間当たりに画面を更新する回数です。ゲーミングディスプレイのリフレッシュレートが通常のディスプレイよりも高いです。通常のディスプレイでは60Hzが主流ですが、ゲーミングディスプレイでは120Hz、144Hz、240Hz等が見られます。ゲームでは映像の変化に素早く反応して操作できるように、画面が瞬時に切り替わる方が有利のためです。全てのゲームで有利とは限らず、例えば格闘ゲーム、FPS等で有利です。

同じ理由でゲーミングディスプレイの応答速度が通常のディスプレイよりも速いです。応答速度とは、画面を更新し始めてから終えるまでの時間です。

ゲーム以外でもメリットあり

リフレッシュレートが高いと映像が滑らかに表示され、応答速度が速いと残像感を抑えられますので、ゲーム以外でも映像の視聴等にゲーミングディスプレイを使用するならメリットがあります。スクロールするときの動き、マウスポインターの動きが滑らかに表示されるメリットもありますが、大きなメリットではありません。

高いリフレッシュレートで3D酔いを防ぐ

3Dゲームでは3D酔いに悩まされる場合があります。フレームレートが高いほど3D酔いを防ぐ効果が高いです。フレームレートが高い映像が表示できるように、ディスプレイに高いリフレッシュレートが必要です。

120Hz以上は欲しい

一般的にゲームのフレームレートが60fpsです。120fps、144fps、165fps等、これくらいのフレームレートがあるとゲームを快適にプレイできます。240fpsもあるとゲームを非常に快適にプレイできます。そのため、ゲーミングディスプレイでは120Hz以上は欲しいです。

144Hzが主流

ディスプレイのリフレッシュレートの主流が60hzです。ゲーミングディスプレイでは144Hzが主流です(2021/12/10時点)。さらに高い165Hz、240Hz、300Hz、360Hz、500Hz等も見られます。

高いフレームレート実現のためにGPUの性能が重要

リフレッシュレートが高いゲーミングディスプレイをゲームに使用するなら、ゲームで高いフレームレートを実現するためにGPUの性能が重要です。フレームレートがリフレッシュレートより低くなるとスタッタリングが発生し、映像が一瞬止まり滑らかに表示されません。

解像度を低くし高いフレームレート実現

GPUの性能が足りなくても高いフレームレートを実現するために、ゲームの解像度を低くする方法があります。例えば4Kだと60fps程度のところ、1920×1080にすると120fps程度を実現できるというイメージです。解像度が低くても良いなら、必要なGPUの性能も低くなります。

スタッタリング、ティアリングを軽減

フレームレートがリフレッシュレートより低くなるとスタッタリングが発生しますが、フレームレートがリフレッシュレートより高くなるとティアリングが発生します。これらの問題を可変リフレッシュレートで軽減できます。

G-SYNC、FreeSync、Adaptive-Sync

可変リフレッシュレートにはNVIDIAが開発したG-SYNC、AMDが開発したFreeSync、FreeSyncをVESAで標準化したAdaptive-Syncがあります。これらを利用するには、ゲーミングディスプレイに限らずGPUも対応の必要があります。

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