液晶パネルのTN方式

最終更新日 2024年04月24日

液晶パネルのTN方式とは

基礎

液晶パネルのTN方式とはTwisted Nematic方式の略で、液晶パネルの作動方式の一種です。ティーエヌホウシキと読みます。他の呼び方には、ねじれネマティック方式があります。

TN方式では、液晶の分子をガラス基板に対し平行かつ螺旋階段状に90度に捻り、液晶を挟む2枚の偏光板に接する分子が偏光板の向きに合うように配置します。液晶に電圧をかけると、液晶の分子がガラス基板に対し垂直方向に向きを変えます。この動きを利用し透過するバックライトの光量を制御します。

応答速度が速いのでTN方式採用モデルが生き残る

液晶パネルの作動方式には、TN方式の他にVA方式、IPS方式があります。これらの中でTN方式が最も視野角が狭く、TN方式採用モデルが減っていきましたが、応答速度が速いのでリフレッシュレートが高いディスプレイにTN方式採用モデルが見られます。

TN方式のメリット、デメリット

メリット

TN方式には、駆動電圧が低い、製造コストが安い、以上のメリットがあります。

デメリット

TN方式には、画面を見る方向によって明るさや色の変化が大きく視野角が狭い、以上のデメリットがあります。

常に画面を正面から見る使い方なら、視野角が狭いデメリットを気にする必要がありません。複数人で画面を見る等、画面を斜めから見る使い方ならTN方式を避ける方が良いです。視野角の広さを重視するならIPS方式が良いです。

出典

TN液晶(ティーエヌえきしょう)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書
TN・VA・IPSで大きく変わる液晶ディスプレイの表示、自然な映像のカギはHDR | 日経クロステック(xTECH)(2021/08/26公開記事)


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