液晶パネルのVA方式

最終更新日 2024年04月24日

液晶パネルのVA方式とは

基礎

液晶パネルのVA方式とはVertical Alignment方式の略で、液晶パネルの作動方式の一種です。

VA方式では液晶の分子を垂直方向に配置します。電圧をかけると液晶の分子が水平方向に近づくように傾き、最大電圧になると水平方向になります。この変化を利用して透過するバックライトの光量を制御します。電圧をかけないと黒色、最大電圧をかけると白色になります。

VA方式のメリット、デメリット

メリット

VA方式には、黒色の表示が得意でコントラストが高い、応答速度が速い、以上のメリットがあります。

応答速度について補足ですが、白色から黒色の応答速度は速いです。これと比べると黒色から白色の応答速度は遅く、中間色から別の中間色の応答速度はさらに遅いです。

デメリット

VA方式には、視野角が狭い、以上のデメリットがあります。

マルチドメインと呼ぶ技術により視野角の狭さを改善しているVA方式採用モデルが多いため、視野角が狭いデメリットがないと認識して良いです。

出典

第4回 TN?VA?IPS?──液晶パネル駆動方式の仕組みと特徴を知ろう | EIZO株式会社(2005/10/07公開記事)
TN・VA・IPSで大きく変わる液晶ディスプレイの表示、自然な映像のカギはHDR | 日経クロステック(xTECH)(2021/08/26公開記事)


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