DisplayPortのAdaptive-Sync

最終更新日 2023年09月07日

DisplayPortのAdaptive-Syncとは

基礎

DisplayPortのAdaptive-Syncとは、ディスプレイのリフレッシュレートを制御し、フレームレートの変動に応じてリフレッシュレートを変動させる技術です。

メリット

ティアリングの解決

Adaptive-Syncを使用するとティアリングを解決できます。ティアリングとは、リフレッシュレートとフレームレートが一致しないと起きるフレームの乱れです。例えばリフレッシュレートが60Hzとします。次に表示するフレームの描画処理にかかる時間が1/60秒を超えると、途中まで描画したフレームと前のフレームを合わせて表示します。フレームの表示内容に動きがあると、両者のフレームでずれが発生しフレームが乱れます。Adaptive-Syncを使用する場合、次に表示するフレームの描画処理が終わってから表示するのでフレームが乱れません。

スタッタリングの解決

次に表示するフレームの描画処理が終わっていない場合、前のフレームを表示したままにする方法でもティアリングを解決できます。例えば次に表示するフレームの描画処理にかかる時間が1.5/60秒の場合、実質的にリフレッシュレートが30Hzになります。これでは次に表示するフレームを表示するまでの遅れが大きくなり、この問題をスタッタリングと呼びます。Adaptive-Syncを使用する場合でも遅れますが、次に表示するフレームの描画処理が終わったら表示するので遅れを抑えられます。

消費電力の低下

Adaptive-Syncを使用かつフレームレートが低い場合、フレームレートに合わせてリフレッシュレートが低くなるので消費電力を抑えられるメリットがあります。

Adaptive-Syncが登場したDisplayPortのバージョン

DisplayPort 1.2aでAdaptive-Syncが登場ました。


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