なぜクアデルノにタブレットにあるような機能がない？

最終更新日 2023年09月07日

インターネットを閲覧する機能、電子書籍を閲覧する機能等、これらタブレットにあるような機能がクアデルノにありませんが、その理由は何なのでしょうか。

文房具：プロジェクトのキーマンに聞く！ 電子ペーパー端末「クアデルノ」がスマッシュヒットとなった理由（GetNavi web） - 毎日新聞 には、以下のとおり書かれています。(この記事の公開年月日は2019/10/07)

ユーザーは我々の想定通り、30〜50代のビジネスパーソンがメインです。好調の要因として挙げられるのは、“書くことに機能を絞りこんだこと”が大きいのではないでしょうか。試作段階ではインターネットにつながる設計になっていましたが、“書く”ことに必要な機能以外はすべて削ったことで、タブレットとは違う価値観を明確に打ち出せたと考えています。IT機器というより、手書きをデジタルに置き替えられる“紙”として提案をしたことも、より多くのユーザーを引きつけた理由だと思います。

同記事より抜粋した内容は、プロジェクトリーダーとして開発の先頭に立った富士通クライアントコンピューティングの竹田弘康副社長に聞いた内容です。

タブレットとの差別化を図る目的があったようで、クアデルノにタブレットにあるような機能がないようです。

クアデルノはタブレットとは大きく違うものであり、クアデルノの導入を検討する場合は紙とペンを比較対象にすると良いと考えられます。

ペン先が減る電子メモ──書き心地に徹底的にこだわった理由は？ - BCN＋R には、以下のとおり書かれています。(この記事の公開年月日は2019/11/15)

　「最初はブラウザ機能も考えていましたが、iPadなどのタブレット端末との違いがなくなってしまう。バッテリの持ちも犠牲にしなければなりません。それならいっそ余計なモノをそぎ落とそうということで、紙の電子化に特化しました」（齋藤社長）。電子機器というより文具。家電量販店の文具コーナーで販売することをイメージしてつくったという。

「齋藤社長」とは、富士通クライアントコンピューティング(FCCL)の齋藤邦彰社長CEOです。

先に紹介した「毎日新聞」の記事に書かれていた内容と同様であり、タブレットとの差別化を図るために、タブレットにあるような機能をクアデルノに搭載しないことにしたようです。バッテリー動作時間が犠牲になってしまう理由もあったようです。

もしクアデルノでインターネットの閲覧ができるとしても、電子ペーパーであるクアデルノでは快適に閲覧できるとは思えず、スマートフォンやパソコン等で閲覧する方が便利と思われますので、ブラウザ機能なしで良いと思います。

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