Radeon RX 7000シリーズ
最終更新日
2023年09月07日
Radeon RX 7000シリーズとは
基礎
Radeon RX 7000シリーズとは、AMD GPUのシリーズの一種です。Radeon RX 6000シリーズの後継です。発売年
2022年にRadeon RX 7000シリーズの発売が始まりました。アーキテクチャー
Radeon RX 7000シリーズのアーキテクチャーはRDNA 3です。プロセスルール
Radeon RX 7000シリーズのプロセスルールは、GCDはTSMC N5、MCDはTSMC N6です。コラム
GCD、MCD
GCDとはGraphic Compute Dieの略で、GPUのコアがあるダイです。MCDとはMemory Cache Dieの略で、メモリーコントローラーやInfinity Cacheがあるダイです。Infinity Cacheとは、GPU用の3次キャッシュメモリーです。Radeon RX 7000シリーズではダイがGCDとMCDに分かれており、両者を接続してあります。Radeon RX 7000シリーズのプロセスルールが2つありますが、GCDはTSMC N5、MCDはTSMC N6と異なるためです。GCDはTSMC N5、MCDはTSMC N6の理由
TSMC N5は新しいプロセスルール、TSMC N6は古いプロセスルールです。MCDもTSMC N5にすれば性能が向上し消費電力が低下しますが、コストが上がります。メモリーコントローラーやInfinity CacheがあるMCDをTSMC N5にしても、かけるコストの割には性能向上と消費電力低下の効果が小さくコストを抑える方がよいので、MCDはTSMC N6にしたと思われます。GCDのDecoupled clocks
GCDのDecoupled clocksとは、GCDのクロックが部分によって異なることです。Radeon RX 7900 XTXの場合、GCDのシェーダー・エンジンは2.3GHz、GCDのフロントエンドは2.5GHzです。シェーダー・エンジンもブーストクロックでは2.5GHzです。大雑把に言うと、シェーダー・エンジンとは描画処理を行う部分、フロントエンドとはシェーダー・エンジンの司令塔のような部分です。シェーダー・エンジンの方を低くした理由は、消費電力と発熱を減らすためです。GPU全体でシェーダー・エンジンの消費電力と発熱が大きいので、0.2GHz低くするだけでも大きく削減できます。
Infinity Cacheの容量が減った影響
Infinity Cacheの容量がRadeon RX 6000シリーズは最大128MB、Radeon RX 7000シリーズは最大96MBです。容量が減った分が影響し性能が低くなりますが、それを打ち消すほどInfinity Cacheのデータ転送速度が向上しているため、全体的には性能が上がっています。容量を維持、または増やす方がよいですが、容量を減らしコストを抑えることにしたと思われます。コストが下がれば価格も下がるのでユーザーにもメリットがあります。Radeon RX 7900 XTXのXTX
久しぶりにXTXが付く製品が登場しましたが、同じシリーズの中で最上位の製品であることを示します。どのシリーズにもあるわけではなく、例えば先代のRadeon RX 6000シリーズではXTXが付く製品がないです。キャンペーン情報(PR) |
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