平均寿命は死亡した人の平均年齢ではない?

最終更新日 2023年09月07日

平均寿命は死亡した人の平均年齢ではないのか

平均寿命の発表が毎年あります。その平均寿命とは、死亡した人の年齢を集計して平均を求めたものかと思っていましたが違うようです。

平成29年簡易生命表の概況|厚生労働省 にて公表されている 参考資料1 生命表諸関数の定義 には、平均寿命の求め方が掲載されています。

何やら難しそうな数式が並んでおり理解しにくいです。数式なしで説明するのは難しいですが、 平均寿命とは?「死亡する年齢の平均」は間違い [医療情報・ニュース] All About では、以下の図を利用して数式なしで説明をしており、平均寿命は死亡した人の平均年齢とは違うことはわかると思います。

平均寿命と寿命中位数
平均寿命と寿命中位数

少し難しく見えるかもしれませんが、年齢がX軸、生存数という関数がY軸です。年齢が増えると、自然と生存数は減って行き、右下がりの曲線となります。ある年齢で垂線を引くと、垂線の左上側と右下側に図形ができます。平均寿命というのは、この2つの図形の面積が等しくなる年齢に相当します。
図は厚生労働省に掲載されているものですので、この説明にはない寿命中位数が出てきますが、寿命中位数とは生命表上で出生者のうちちょうど半数が生存し、半数が死亡すると期待される年数のことです。

All About の記事には他にも平均寿命に関連して以下の情報も掲載されており、一部を紹介します。

・平均寿命とは発表された年に誕生した人の平均余命なので、その平均寿命から既に誕生している人の年齢を引いて、平均余命を求めることはできない

・国勢調査に基づく生命表を利用して平均寿命を出しているが、国勢調査は5年毎に実施しているので、平均寿命を毎年大きく報道するのは不自然

・寿命中位数まで生きる人が50%であり、平均寿命まで生きる人は50%ではない

実は知られていない「平均寿命」という言葉の本当の意味 では、平均寿命について数式を使わずに以下のとおり説明しており、こちらもわかりやすいと思います。
その年の死亡率がこのまま変わらないと仮定した上で、その年に生まれた子どもがその後何年生きるか推計したものが「平均寿命」。なので今回発表されたのは「2015年に生まれた0歳の赤ちゃんが、今の死亡状況が変わらなければ、平均的に生きられるであろう」年齢で、「2015年に亡くなった人の平均年齢」ではない。


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