なぜD-subminiatureはDBコネクターとも呼ばれる?
最終更新日
2023年09月07日
D-subminiature はDBコネクターとも呼ばれる理由とは
D-subminiature(D-sub)は DB コネクターとも呼ばれますが、D と subminiature の3文字目のbを組み合わせていると考えると不自然な略し方のように見えます。
DB Style and HD15 (VGA) Cable Connector Guide | C2G には、以下のとおり書かれています。
D-subminiature には様々な種類があり、DB-9 や DB-25 等があります。
D-sub connectors Definition from PC Magazine Encyclopedia には、以下のとおり書かれています。
シェルサイズが25ピンサイズであれば DB-25 は正しいですが、そうではない、例えばシェルサイズが9ピンサイズであれば規格上では DB-9 ではなく DE-9 が正しい呼び方です。
同記事から推測すると、DB-25 が DB コネクターと呼ばれ、DE-9 等の他の種類も DB コネクターの一員と捉えられ、シェルサイズを示す2文字目のアルファベットがシェルサイズに関係なくBになってしまったかもしれません。
D-subminiature - Wikipedia には、以下のとおり書かれています。
DE-9 以外でもアルファベット2文字が DB となって呼ばれてしまうことが多くなり、その内にまとめて DB コネクターと呼ばれるようになったかもしれません。
先にも書きましたが、パソコンに DB-25 が初めて採用された時に DB-25 は DB コネクターと呼ばれることが多くなり、その結果 DE-9 等のアルファベット2文字は DB となって呼ばれることが多くなった可能性も考えられます。
DB コネクターという呼び方がいつ出てきたのか不明ですので、どちらの可能性が正しいかかわらず、また別の可能性もあるかもしれません。
D-subminiature の略は D-sub であり、さらに略して DB とされた可能性も考えられますが、さらに略するなら DS の方が自然だと思います。
D-subminiature には様々な種類がありますが、2文字目のアルファベットがシェルサイズを示すことが無視され、DB-XX(XXは数字でありピン数を示す)という呼び方が普及してしまったことに関係することは確かだと思います。
DB Style and HD15 (VGA) Cable Connector Guide | C2G には、以下のとおり書かれています。
The official name is D-subminiature, but many people call it "D-sub" or just "DB". The connector gets its name from its trapezoidal shape that resembles the letter "D".正式名称は D-subminiature ですが D-sub または DB と呼ばれることが多く、D は端子形状を示すと書かれています。B については何を示すのか書かれていません。
D-subminiature には様々な種類があり、DB-9 や DB-25 等があります。
D-sub connectors Definition from PC Magazine Encyclopedia には、以下のとおり書かれています。
Technically Not Always DB私の補足を入れて日本語で説明すると、D-subminiature の規格では D に続くアルファベット文字はシェルサイズを示し、Aは15ピンサイズ、Bは25ピンサイズ、Cは37ピンサイズ、Dは50ピンサイズ、Eは9ピンサイズを示します。アルファベット2文字に続く数字は、ピン数を示します。
In the international DIN 41625 standard, the letters A through E define the number of pins and follow the D. Although called "DB connectors," the only true DB is the DB-25, because B means 25 pins (see illustration below).
シェルサイズが25ピンサイズであれば DB-25 は正しいですが、そうではない、例えばシェルサイズが9ピンサイズであれば規格上では DB-9 ではなく DE-9 が正しい呼び方です。
同記事から推測すると、DB-25 が DB コネクターと呼ばれ、DE-9 等の他の種類も DB コネクターの一員と捉えられ、シェルサイズを示す2文字目のアルファベットがシェルサイズに関係なくBになってしまったかもしれません。
D-subminiature - Wikipedia には、以下のとおり書かれています。
Because personal computers first used DB-25 connectors for their serial and parallel ports, when the PC serial port began to use 9-pin connectors, they were often labeled as DB-9 instead of DE-9 connectors, due to an ignorance of the fact that B represented a shell size. It is now common to see DE-9 connectors sold as DB-9 connectors. DB-9 nearly always refers to a 9-pin connector with an E size shell.この記事によると、パソコンのシリアルポートやパラレルポートに DB-25 が初めて採用され、後にシリアルポートでは DE-9 が採用されましたが、2文字目のアルファベットがシェルサイズを示すことが無視され、正式には DE-9 ですが DB-9 という呼び方が定着してしまったようです。
DE-9 以外でもアルファベット2文字が DB となって呼ばれてしまうことが多くなり、その内にまとめて DB コネクターと呼ばれるようになったかもしれません。
先にも書きましたが、パソコンに DB-25 が初めて採用された時に DB-25 は DB コネクターと呼ばれることが多くなり、その結果 DE-9 等のアルファベット2文字は DB となって呼ばれることが多くなった可能性も考えられます。
DB コネクターという呼び方がいつ出てきたのか不明ですので、どちらの可能性が正しいかかわらず、また別の可能性もあるかもしれません。
D-subminiature の略は D-sub であり、さらに略して DB とされた可能性も考えられますが、さらに略するなら DS の方が自然だと思います。
D-subminiature には様々な種類がありますが、2文字目のアルファベットがシェルサイズを示すことが無視され、DB-XX(XXは数字でありピン数を示す)という呼び方が普及してしまったことに関係することは確かだと思います。
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