メインメモリーの容量

最終更新日 2021年06月19日

メインメモリーの容量とは

メインメモリーは、パソコンの頭脳的存在であるCPUが利用する頻度の高いデータを保存する役割を担うPC パーツであり、どのくらいのデータを保存できるのかを示すのが容量です。

メインメモリーの容量が不足し、CPUが利用する頻度が高いデータを保存できなくなると、ストレージにも保存するようになります。

メインメモリーと比べるとストレージのデータ読み書き速度が遅いので、パソコンの処理速度が低下し、パソコンを快適に使えなくなります。

メインメモリーの最大容量

パソコンに搭載可能なメインメモリーの容量には上限があり、最大容量はCPUやマザーボードによって決まります。

CPUによって決まるメインメモリーの最大容量とマザーボードによって決まるメインメモリーの最大容量、それぞれが異なる場合は小さい方が最大容量になります。

例えば、CPU側の最大容量が32GB、マザーボード側の最大容量が16GBの場合、小さい方の16GBが最大容量になります。

CPUの性能が高いほど、メインメモリーの最大容量が大きい傾向があります。

マザーボードのサイズが大きいほど、メインメモリーの装着に使用するメモリースロット数を多くしやすいので、マザーボードのサイズが大きいほどメインメモリーの最大容量が大きい傾向があります。

最大容量を超えるメインメモリーを搭載しても、超えた分の容量を認識せず利用できないだけで、正常に動作しない等のトラブルが発生する可能性は低いですが、マザーボードによってはパソコンが起動できなくなる、起動できたとしても動作が不安定になる等のトラブルが発生することがあります。

メインメモリーの最大容量とOS

パソコンが搭載しているメインメモリーの容量が4GBを超えていても、OSが64ビット版ではないと利用可能な容量は4GBまでです(正確には約3〜3.5GBまで利用可能)。

容量が4GBを超えておりOSが32ビット版でも、超えた分の容量を認識せず利用できないだけで、正常に動作しない等のトラブルが発生することはありません。

Windows等のOSには32ビット版と64ビット版がありますが、4GBを超える容量を利用するには後者の64ビット版が必要です。

64ビット版が利用可能な最大容量はOSによって異なりますが、一般的には気にする必要がないほど大きいです。

32ビット版でも4GBを超える容量を利用することは不可能ではありませんが、利用する場合は64ビット版を導入するとよいです。

32ビット版OS 利用可能な最大容量は4GBまで
64ビット版OS 利用可能な最大容量はOSによる

パソコン仕様記載のメインメモリーの最大容量

パソコンメーカーのパソコンである等の理由でマザーボードの仕様が不明で最大容量がわからない場合、パソコンの仕様に記載のメインメモリーの最大容量を参考にする方法があります。

パソコンの仕様にはメインメモリーの最大容量が記載されていますが、動作保証範囲内の最大容量の場合があります。

例えば、パソコンにはメインメモリーを最大16GBまで搭載可能ですが、最大8GBまでを動作保証としますので、仕様のメインメモリーの最大容量は8GBと記載していることがあります。

もし動作保証範囲内の最大容量であれば、その最大容量を超える容量のメインメモリーを搭載し使える可能性があります。

動作保証外となりますので、動作保証範囲内の最大容量を超えた分の容量を認識しない、パソコンが正常に動作しない可能性もあります。

どうなるのかは実際にやってみないとわかりません。

メインメモリーの容量の目安

インターネット、メール、動画や音楽や画像コンテンツの視聴等の日常用途、ビジネス用途(オフィスソフトウェア等の利用)等、負荷が小さい作業に使用する場合、メインメモリーの容量の目安は少なくとも4GBです。

容量が2GBだと複数のソフトウェアを利用すると容量不足になる可能性が非常に高く、インターネットに利用するだけでも容量不足になる可能性が高いです。

同時に利用するソフトウェアの組み合わせ次第では4GBでも容量不足になる可能性が結構高く、OSやソフトウェアは機能向上や高速化等でメインメモリーの利用量が増えていく傾向がありますので、負荷が小さい作業に使用する場合、メインメモリーの容量の目安は8GBです。

動画編集、画像編集、PCゲーム等、負荷が大きい作業に使用する場合、目安は少なくとも8GBです。

作業内容次第では4GBでも十分ですが、4GBでは容量不足になる可能性が高いです。

解像度4Kの動画を編集、負荷が高いPCゲームを高解像度と高画質設定でプレイする等、作業内容次第では8GBでも容量不足になります。

もし8GBでは容量不足になりそうな場合、目安は16GBです。

容量の目安 パソコンの用途
16GB〜 16GB以上必要な作業向け
8GB〜16GB 動画編集、画像編集、PCゲーム等、負荷が大きい作業向け
4GB〜8GB 日常用途、ビジネス用途等、負荷が小さい作業向け
2GB 推奨できない

メインメモリーの容量の目安の増加

メインメモリーの低価格化と大容量化が進み、パソコンが搭載する平均的なメインメモリー容量が増えており、どのパソコンもGB単位の容量を搭載していますが、昔はMB単位の容量でした(1GB=1024MB)。

平均的なメインメモリー容量の増加に合わせて、新しいOSやソフトウェアのメインメモリー利用量も増えています。

OSやソフトウェアは機能向上や高速化等を実現するために、できるだけメインメモリーの容量を利用したいところですが、パソコンが搭載している平均的なメインメモリー容量を考慮して開発しています。

もし考慮しないで開発した場合、ユーザーから大きな不評を買う結果となります。

例えば2007年に発売されたWindows Vistaは、パソコンが搭載している平均的なメインメモリー容量を考慮して開発したとは言えず、多くのユーザーがメインメモリーの容量不足に悩まされました。

全体的に見ればOSやソフトウェアが利用するメインメモリー容量が増えていますので、昔と今ではメインメモリーの容量の目安が違います。

メインメモリーの容量と価格

昔はメインメモリーの容量あたりの価格が高く、容量不足にならないようにパソコンにメインメモリーを搭載するのが難しく、多くの人がメインメモリーの容量不足に悩まされました。

今ではメインメモリーの低価格化が進み容量あたりの価格が安くなり、十分な容量となるようにパソコンにメインメモリーを搭載するのが簡単になりました。


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