価格.comが特定の口コミを検索結果に非表示にした問題とは?

最終更新日 2023年09月07日

価格.comが特定の口コミを検索結果に非表示にした問題

2014年4月に某葬儀会社を批判する口コミが価格.comに投稿されました。

2016年2月16日に、その口コミが掲載されたページに「noindex」タグが付けられているのをページ閲覧者に発見され、批判対象の葬儀会社にとって都合の悪い口コミを、検索エンジンに表示させないようにした疑惑が浮上しました。

「noindex」タグをページのソースコードに記述すると、検索エンジンの検索結果に表示されなくなります。

「批判的口コミ」記事は「検索」させない? 発見された「価格.com」の「タグ」に批判が殺到する : J-CASTニュース によると、価格.comを運営するカカクコムは、J-CASTニュースの取材に対し具体的な説明を拒否した上で、以下のとおり主張したそうです。
「(問題の口コミ記事は)現在も価格ドットコムに掲載されているため、どなたでも閲覧いただくことが可能」
さらに、カカクコムは以下のとおり補足したそうです。
「全てのクチコミの対処は弊社独自の判断により実施しており、特定の企業等からの指示を受けて行われることはなく、また処理に伴い、金銭の授受が行われることも一切ございません」
価格.comが「都合の悪い口コミ」を非表示? 運営会社に問い合わせてみた - ねとらぼ にも、ねとらぼがカカクコムに問い合わせ、カカクコムから得られた回答が掲載されています。
一体誰がどういった判断でnoindex処理を行ったのか。運営元のカカクコムに問い合わせたところ、「個別の口コミへの対応の経緯また詳細については開示を控えている」とのこと。ただし、全ての口コミの対処は同社独自の判断で実施しているそうで、「特定の企業等からの指示を受けて行われることはない」「処理に伴い、金銭の授受が行われることも一切ない」とのコメントをいただきました。
カカクコムが明確に答えませんでしたので想像するしかありませんが、葬儀業者がカカクコムに口コミの削除を要請したが、カカクコムは口コミの削除はできず、検索結果に表示させないという穏便な手段を選んだ可能性があります。普通はページのソースコードに「noindex」タグがあるかどうか見ないと思いますので、カカクコムはバレないと思った可能性があります。

ねとらぼの記事で紹介されていましたが、葬儀会社への口コミを自分のブログで紹介したら著作権侵害を理由に検索結果から削除された人がいたようです。

そのブログは、 罠にはめられて「小さなお葬式」の記事を削除された件 | 考える葬儀屋さんのブログ です。

詳しい経緯はブログに書かれていますが、ブログのコメント欄にある人物が長文を書き込み、その長文が著作権侵害だと Google に訴えた結果、Google は著作権侵害と認めたようで検索結果から削除したようです。

ブログにコメントを書き込んだ人物と Google に訴えた人物が同一人物かはわかりませんが、同一人物の可能性があります。また、その人物は葬儀会社の関係者なのか、葬儀会社がどこかに依頼した業者なのか、そもそも葬儀会社は関係ないのか不明です。

価格.comが「都合の悪い口コミ」を非表示にしていた事が発覚し大炎上中 - ファイアーをキャンプする。 によると、カカクコムだけでなく葬儀会社でも「noindex」タグを設定することは可能なようです。ただ、仕組みをよく知らないので本当かどうかはわかりません。

これが本当なら、この騒動でカカクコムに悪いイメージを持った人は多かったと思いますが、葬儀会社が「noindex」タグを設定したわけであり、カカクコムは批判されすぎだったことになります。J-CASTニュースやねとらぼの取材に対しカカクコムは、別の会社でも「noindex」タグを設定できることを答えておけば良かったと思います。

果たしてどこが「noindex」タグを設定したのか、もう当事者にしか真相はわかりません。いずれ真相が明るみになるかもしれません。


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