AI PC(AIパソコン)の選び方

最終更新日 2025年11月17日

基礎

AI PCの選び方とは、AI PCに該当する多くの製品の中から目的や基準や条件にかなう製品を選択する方法です。「えらびかた」と読みます。

ミドルレンジ製品以上

負荷が低いAI処理を行う場合、ミドルレンジ製品がよいです。想定と異なり負荷が高いAI処理を行うことになっても、ミドルレンジ製品なら性能に不満を感じない可能性が高まります。AIを利用して画像を作成するなど、負荷が高いAI処理を行う場合、ハイスペック製品がよいです。

Copilot+ PCの最小システム要件

Copilot+ PCの最小システム要件は、40TOPS以上のNPUを内蔵したCPUまたはSoCを搭載、16GB以上のDDR5 SDRAMまたはLPDDR5のメインメモリーを搭載、256GB以上のSSDまたはUFSを搭載、以上です(2025/10/29時点)。Copilot+ PCを使いたい場合、この最小システム要件を満たしているか確認が必要ですが、Copilot+ PCとして販売されている製品を選ぶと簡単です。

NPUに限らずCPUとGPUの性能も重要

AI PCではNPUの性能が重要ですが、CPUとGPUの性能も重要です。それぞれ得意な処理と苦手な処理が異なり、それぞれが得意な処理で能力を発揮し、AIの処理を行います。

それぞれが得意な処理と苦手な処理を、大雑把に書きます。CPUは、幅広い種類の処理を得意としており、高度な処理も得意です。CPUは、大量の並列処理が苦手です。GPUは、大量の並列処理が得意です。GPUは、幅広い種類の処理を苦手としており、高度な処理も苦手です。NPUは、行列計算処理が得意です。NPUは、幅広い種類の処理を苦手としており、高度な処理も苦手です。

容量

メインメモリーの容量が足りなくなると、AIの処理速度が低下します。必要なメインメモリーの容量がAIの処理によって異なりますが、少なくとも16GBを選ぶとよいです。必要に応じて32GBなどを選びます。

種類

AIの処理に限らず処理を高速化するためには、ストレージのデータ読み書き速度も重要です。HDDではデータ読み書き速度が遅いです。データ読み書き速度が速いSSDがよいです。UFSでもよいです。

容量

AIの処理によりますが、AIの処理中に大量のデータをストレージに保存します。少なくとも512GBを選ぶとよいです。

・AI PCとは？ Copilot＋ PCとの違いやモデル選びのポイントを解説 - AI PC徹底ガイド＆必要度セルフ診断 ：日経クロステック Active(2025/10/29公開記事)

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