80PLUSランクの違いによる消費電力の比較

最終更新日 2023年09月07日

変換効率が高い80PLUSランクほど消費電力が低い

前置き

電源ユニットの変換効率が高いほど消費電力が低いです。一般的に80PLUSランクが同じなら変換効率が同じくらいです。80PLUSランクが異なる製品を複数用意し、80PLUSランクの違いで消費電力がどのくらい変わるのか検証しました。以下は、クリアしなければならない各ランクの変換効率です。

80 PLUSランク 変換効率
(負荷率 20% / 50% / 100%)
80 PLUSスタンダード 80% / 80% / 80%
80 PLUSブロンズ 82% / 85% / 82%
80 PLUSシルバー 85% / 88% / 85%
80 PLUSゴールド 87% / 90% / 87%
80 PLUSプラチナ 90% / 92% / 89%
80 PLUSチタン 92% / 94% / 90%

消費電力の測定条件

CPUとGPUそれぞれの使用率が100%になるソフトウェアを使用して高い負荷をかけ、電力計(ワットチェッカー)を使用し消費電力を測定しました。

どのメーカーの製品が変換効率に優れ、どのメーカーの製品が変換効率に劣るのか示すつもりはないので、電源ユニットのメーカー名と製品名を非公開とします。どの製品も容量がほぼ同じです。80PLUSチタンの製品を所有していなかったので今回は使用していません。

消費電力の測定結果

80PLUSランク アイドル状態 高負荷状態
80PLUSプラチナ 83W 315W
80PLUSゴールド 87W 325W
80PLUSシルバー 95W 337W
80PLUSブロンズ 98W 352W
80PLUSスタンダード 96W 340W
80PLUS認証を未取得 101W 395W

80PLUSプラチナが最も変換効率が高いランク、80PLUSスタンダードが最も変換効率が低いランクです。原則的には変換効率が高いほど消費電力が低いです。

80PLUSブロンズと比べて80PLUSスタンダードの消費電力が低いですが、変換効率に個体差があるため変換効率が高い製品だった可能性があります。今回の高負荷状態の変換効率は高いが、各負荷率(20%/50%/100%)の変換効率は80PLUSスタンダードの基準の変換効率をクリアするに留まった可能性もあります。

80PLUS認証を未取得の製品も使用しましたが、他と比べて消費電力が高いです。80PLUSプラチナと比べて最大80Wも違います。


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