電源ユニットの容量の違いによる消費電力の比較
最終更新日
2023年09月07日
負荷率が50%に近いほど消費電力が低い
前置き
電源ユニットの容量が550Wの製品、750Wの製品、1250Wの製品を用意し、アイドル時と高負荷時の消費電力を比較しました。電源ユニットは、同じメーカーかつ同じシリーズに属し容量が異なる製品です。消費電力の測定には電力計(ワットチェッカー)を使用しました。消費電力の測定結果
容量 | アイドル時 消費電力 |
高負荷時 消費電力 |
---|---|---|
550W | 85W | 502W |
750W | 86W | 498W |
1250W | 93W | 481W |
550Wの製品と750Wの製品を比較すると消費電力の差が小さいです。これらと比べて1250Wの製品では、アイドル時の消費電力の差は結構あり、高負荷時の消費電力の差は大きいです。アイドル時の消費電力は7〜8W高いです。高負荷時の消費電力は17〜21Wも低いです。
一般的に電源ユニットは負荷率が50%のときに最も変換効率が高く、50%より低くなるほど変換効率も低くなり、50%より高くなるほど変換効率が低くなります。アイドル時では、1250Wの製品が負荷率が50%より低く変換効率も低いので、消費電力が高い結果が出たと思われます。高負荷時の消費電力では、550Wの製品と750Wの製品が、負荷率が50%より高く変換効率が低いので、消費電力が高い結果が出たと思われます。
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