電源ユニットの1次側、2次側

最終更新日 2023年09月07日

電源ユニットの1次側、2次側とは

基礎

電源ユニットの1次側、2次側とは、それぞれ高電圧の電流が流れる回路、低電圧の電流が流れる回路です。

1次側と2次側を絶縁する理由

1次側と2次側が分離しており、間に絶縁体を入れてあります。1次側にはコンセントから高電圧の電流が流れてきますが、この高電圧の電流が2次側に流れないようにするために絶縁してあります。

1次側と2次側を絶縁しなくても高電圧の電流が2次側に流れないように防ぐことは可能ですが、完全に防ぐことは困難です。例えば故障が発生し流れてしまう可能性があります。1次側と2次側を絶縁しておけば完全に防げます。故障等で異常に高い電圧の電流が2次側に流れる可能性はありますが、1次側から高電圧の電流が流れてくる可能性もあるよりは安全です。

1次側から2次側に電気を送れる理由

1次側と2次側が絶縁していますが、1次側から2次側に電気を送れます。トランスを使用し1次側から2次側に電気を送ります。トランスとは変圧器とも呼び、電磁誘導を利用し交流電流の電圧を変換する装置です。電磁誘導とは、コイルを貫く磁束が変化するとコイルに電流が流れる現象です。

1次側のコイルに交流電流が流れると磁束が発生します。近くにある2次側のコイルを貫く磁束が変化し2次側のコイルに交流電流が流れます。1次側のコイルと2次側のコイル、それぞれのコイルの巻き数に違いがあると、1次側のコイルに流れる交流電流の電圧と2次側のコイルに流れる交流電流の電圧にも違いが生じます。これを利用し電圧を下げており2次側に低電圧の電流が流れます。


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電源ユニットの構造



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