ブートモードがUEFI→Legacyに変わりOS起動できなくなったトラブル例 - OS トラブル

最終更新日 2023年09月07日

ある日、Dell（デル）のノートパソコン Inspiron 17 5000シリーズ-5759 の電源を落とし、また入れたところ、以下の画面が表示され正常に起動しませんでした。


最後の行には、DHCP..... と表示されています。しばらく経つと、以下の画面が表示されました。


最後の行には、No Boot Device Found. Press any key to reboot the machine と表示されています。

パソコンは、内蔵ストレージだけでなく光ディスクドライブ等、様々なデバイスから OS を起動することができますが、このメッセージは起動可能なデバイスを見つけられなかったことを示しています。

DHCP..... と表示されたのは、ネットワーク上に存在するデバイスから OS を起動しようとしていることを示しており、結局デバイスが見つからなかったので最終的に No Boot Device Found. Press any key to reboot the machine と表示されました。

DHCP..... と表示された時点では、起動デバイスの順序が変わってしまった可能性がありましたが、もしそうなら通常とは違っても最終的には内蔵ストレージから OS が起動するはずです。

そうはならなかったので内蔵ストレージの故障が考えられましたが、とりあえず BIOS 画面を見てみることにしました。

以下のように Boot Sequence を選択し、起動デバイスの順序を見てみます。


Boot Sequence を選択すると、以下のように起動デバイスの順序が右側に表示されます。


1番目は Internal HDD、すなわち内蔵 HDD となっており、特に問題なさそうですが、その下の Boot List Option で Legacy が選択されているのが気になります。

簡単に言えば、Legacy が古い起動方法、UEFI が新しい起動方法であり、新しいパソコンであれば UEFI の方を利用するとして OS がインストールされているはずです。Legacy に変更されると、OS が起動できなくなります。

Inspiron 17 5000シリーズ-5759 は、2016年3月に購入したノートパソコンであり、UEFI の方を利用するとして OS がインストールされているはずです。恐らく、何らかが UEFI から Legacy へ勝手に変更してしまったと思われます。

確か Dell Update を実行後に電源を落とし、その後に正常に起動できなくなったので、Dell Update が原因と思われますが、Dell Update 以外にも様々な作業に使っていましたので、Dell Update 以外が原因かもしれません。

以下のように UEFI を選択し、設定変更内容を保存して電源を入れたところ、正常に起動しました。

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