バッテリーのメモリー効果

最終更新日 2024年10月03日

バッテリーのメモリー効果とは

基礎

バッテリーのメモリー効果とは、まだ容量が残っている状態から充電することを繰り返すと、充電を始めたときの容量まで放電すると電圧が低下し、まるで容量がなくなったようになることです。メモリー・コウカと読みます。

メモリー効果の例

例えば容量の半分まで放電したら充電し、また容量の半分まで放電したら充電する、以上を繰り返すとメモリー効果が起き、容量の半分まで放電したら電圧が低下し、そこで容量切れのようになります。こうなると使用できる容量が本来の容量の半分となり減ってしまいます。

メモリー効果の由来

メモリーとは、半導体メモリーを使用する記憶媒体です。バッテリーにメモリーがあるわけではありませんが、まるでメモリーがあるかのように充電を始めたときの容量を記憶するのでメモリー効果と呼びます。

メモリー効果が起きるバッテリー

バッテリーの全てにメモリー効果が起きるわけではありません。例を挙げると、ニッケルカドミウム電池、ニッケル水素電池はメモリー効果が起きます。リチウムイオンバッテリーはメモリー効果が起きません。

メモリー効果を防ぐ方法

メモリー効果が起きるバッテリーを使用する場合、容量がなくなるまで放電したら充電するようにします。

出典

メモリー効果 - 意味・説明・解説 : ASCII.jpデジタル用語辞典(2008/10/07更新記事)
メモリー効果(メモリーこうか)の意味・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書
メモリ効果(メモリコウカ)
メモリー効果 | 現代人のカタカナ語辞典 | 情報・知識&オピニオン imidas - イミダス


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