バッテリーのUSB PD充電

最終更新日 2025年07月30日

バッテリーのUSB PD充電とは

基礎

バッテリーのUSB PD充電とはUniversal Serial Bus Power Delivery充電の略で、USB経由での電力供給に関する規格のUSB PDを利用し、バッテリーに電力を供給して電気エネルギーを蓄えることです。ユーエスビーピーディージュウデンと読みます。他の呼び方に、USB PDチャージがあります。

バッテリーのUSB PD充電、USB PD

USB PDの最大電力

下表は、USB PDの最大電力です。

規格 最大電流 電圧 最大電力
USB PD SPR 3A/5A 5V/9V/15V/20V 100W
USB PD EPR 3A/5A 5V/9V/15V/20V/
28V/36V/48V
240W

上記は規格上の最大電力です。バッテリーがUSB PD充電できるとしても最大100Wや最大240Wで充電できるとは限りません。例えば、バッテリーを最大30Wで充電できる場合があります。

ノートパソコンもUSB PD充電可能

USB PDの最大電力が大きいため、ノートパソコンのバッテリーもUSB PD充電できます。ノートパソコンがUSB PD充電に対応か否かは、モデルによって異なります。USB PD充電対応なら従来のACアダプターが不要となり、ノートパソコン以外のUSB PD充電にも使えるUSB PD充電器で充電できます。

バッテリーのUSB PD充電、PDO

PDO情報をやり取りし最適電力供給

PDOとはPower Data Objectsの略で、USB PD対応機器が利用できる電圧値と電流値です。USB PD対応の電力供給機器、USB PD対応の充電対象機器、両者をUSB Type-Cケーブルで接続すると、PDOの情報をやり取りします。そして最適な電力を供給します。

バッテリーのUSB PD充電、USB PD充電器

USB PD充電器以外でも充電可能

バッテリーをUSB PD充電するには、USB PD対応の充電器が必要です。USB PD充電器以外でも充電でき、例えばUSB PD対応のモバイルバッテリーでも充電できます。

バッテリーのUSB PD充電、USB PDケーブル

USB Type-Cケーブルが必要

バッテリーをUSB PD充電するには、USB PD対応のUSBケーブルが必要です。USB PD対応にUSB Type-Cが必要のため、USB Type-Cケーブルが必要とも言えます。

60W超えではeMarkerが必要

60W超えの電力でUSB PD充電するには、eMarkerを内蔵するUSB PDケーブルが必要です。eMarkerには、USB PDケーブルが対応する最大電流の情報をUSB PD機器に伝える役割があります。

対応最大電力の違いで付けたUSB PDケーブルの名称

対応する最大電力がわかるように、USB PDケーブルに名称を付ける場合があります。

対応最大電力 USB PDケーブルの名称
60W 60Wケーブル
3Aケーブル
100W 100Wケーブル
5Aケーブル
240W 240Wケーブル
EPRケーブル

60W以下のUSB PD充電なら、どのUSB PDケーブルでも良いです。60W超えから100W以下のUSB PD充電なら、100Wケーブルか240Wケーブルが必要です。100W超えのUSB PD充電なら、240Wケーブルが必要です。

出典

対応機器が増えてきた「USB PD PPS」、高効率かつ低発熱な急速充電が可能(2ページ目) | 日経クロステック(xTECH)(2024/10/03公開記事)
対応機器が増えてきた「USB PD PPS」、高効率かつ低発熱な急速充電が可能(5ページ目) | 日経クロステック(xTECH)(2024/10/03公開記事)


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