バスクロック
最終更新日
2023年09月07日
バスクロックとは
基礎
バスクロックとは、バスで使用するクロック信号の周波数です。バスクロックが大きいほど性能が高くなります。バスとはデータ送受信に使用する信号線です。コンピューター内部の各装置をバスで接続しています。各装置におけるデータ送受信のタイミングを合わせるため基準に使用するクロック信号があり、このクロック信号の周波数がバスクロックです。
外部クロック、ベースクロック
マイクロプロセッサーは外部にあるPLL(Phase Locked Loop)が生成するクロック信号を基準に動作します。このクロック信号の周波数を外部クロック、ベースクロックと呼びます。バスもPLLが生成するクロック信号を基準に動作するので、バスクロックは外部クロック(ベースクロック)と同じです。FSBクロック、システムバスクロック
マイクロプロセッサーとチップセットを接続するバスをFSB(Front Side Bus)、システムバスと呼びます。FSBのクロック周波数をFSBクロック、システムバスのクロックをシステムバスクロックと呼びます。FSB、システムバスもPLLが生成するクロック信号を基準に動作します。このクロック信号の周波数をFSBクロック、システムバスクロックと呼ぶ場合があります。この場合、FSBクロック、システムバスクロックが外部クロック(ベースクロック)と同じです。外部クロック(ベースクロック)の〜倍
基準のクロック信号を何倍かにしたクロック信号でデータ送受信する場合、例えば基準のクロック信号の1クロックあたり2回データを送受信する場合はデータのクロック信号が2倍です。何倍かにしたクロック信号の周波数をFSBクロック、システムバスクロックと呼ぶ場合もあります。この場合、FSBクロック、システムバスクロックが外部クロック(ベースクロック)と異なります。バスクロックの単位
バスクロックの単位がHzです。FSBクロック、システムバスクロックという用語
用語の使い方が異なる
FSBクロック、システムバスクロック、それぞれの用語が何を指すか文脈等を確認し判断が必要です。FSBクロックはベースクロック、システムバスクロックはデータ通信信号クロック
FSBクロックはベースクロック、システムバスクロックはシステムバス上のデータ通信の信号のクロックを指す場合があります。ベースクロックとはPLLが生成するクロックです。システムバスとはCPUとチップセットを接続するバスです。一般的にシステムバスクロックはFSBクロックを何倍かにします。例えばFSBクロックは266MHz、システムバスクロックは266MHz×4=1,066MHzです。この例ではシステムバスは実際にFSBクロックで動作し、システムバスクロックはFSBクロックの4倍であり、システムバスはシステムバスクロックで動作しているように見えます。
FSBクロックはデータ通信信号クロック
FSBクロックはFSB上のデータ通信の信号のクロックを指す場合があります。FSBとはCPUとチップセットを接続するバスです。システムバス、システムバスクロックという用語は使用しません。クアッドパンプが登場する前はFSBクロックとベースクロックが同じ、登場後は異なります。クアッドパンプとはベースクロックの1クロックあたり4つのデータ信号を送受信する技術です。
実際にはFSBはベースクロックで動作しますが、FSBクロックはクアッドパンプによりベースクロックの4倍です。FSBがベースクロックで動作しますが、FSBクロックで動作しているように見えます。
出典
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