DRAMチップ
最終更新日
2024年10月19日
DRAMチップとは
基礎
DRAMチップとは、メモリーの種類がDRAMのメモリーチップです。ディーラム・チップと読みます。DRAM
DRAM とはDynamic Random Access Memoryの略で、リフレッシュが必要なRAMです。DRAMチップとメモリーセル
メモリーセルが格子状に配置
DRAMチップの内部にメモリーセルが格子状に配置されています。メモリーセルとは、メモリーを構成している最小の要素です。メモリーセルが1ビットデータを記憶
メモリーセルが電荷をためる構造になっており、電荷がたまっている場合は1、電荷がたまっていない場合は0とし、0と1の1ビットデータを記憶します。大量のメモリーセルあり
メモリーセルが記憶できるデータが1ビットのため、DRAMチップの内部に大量のメモリーセルがあります。例えばDRAMチップの記憶容量が512メガビットの場合、メモリーセルが5億1200万個あります。DRAMチップの記憶容量
メモリーモジュールの記憶容量とDRAMチップ数からわかる
DRAMチップの記憶容量が、メモリーモジュールの記憶容量とDRAMチップ数からわかります。例えばメモリーモジュールの記憶容量が512メガバイト、DRAMチップ数が8個の場合、DRAMチップの記憶容量が512メガバイト÷8個=64メガバイト=512メガビットです。メモリーセル数が増加し記憶容量も増加
DRAMチップの記憶容量が増えていますが、DRAMチップの内部にあるメモリーセルの数が技術進歩により増えているためです。DRAMチップのビット
1個のDRAMチップが複数ビットのデータを出力
一般的に1個のDRAMチップが複数のメモリーセルアレイを持ちます。1個のメモリーセルアレイが一度に出力できるデータが1ビットですが、1個のDRAMチップに複数のメモリーセルアレイがあるため、1個のDRAMチップが一度に出力できるデータが複数ビットです。パソコンのメモリーモジュールでは、4ビット、8ビット、16ビットが見られます。それぞれ4ビットDRAMチップ、8ビットDRAMチップ、16ビットDRAMチップと呼びます。DRAMチップとメモリーモジュール
CPUデータバス幅に合わせるため複数個のDRAMチップ実装
1枚のメモリーモジュールに複数個のDRAMチップがあります。この理由がCPUのデータバス幅に合わせるためです。CPUのデータバス幅が64ビットです。4ビットDRAMチップなら16個、8ビットDRAMチップなら8個、16ビットDRAMチップなら4個を、1枚のメモリーモジュールに実装します。DRAMチップが複数ビット出力しメモリーモジュールが64ビット出力
例えば8ビットDRAMチップを8個実装する1枚のメモリーモジュールがあるとします。1枚のメモリーモジュールからデータを読み出すとします。1回のデータ読み出し処理において、各8ビットDRAMチップが8ビットデータを出力し、1枚のメモリーモジュールが合計8ビットデータ×8個=64ビットデータを出力します。出典
・PCの仕組み全解説(3) メモリー | 日経クロステック(xTECH)(2007/04/23公開記事)
・メモリーはどのようにアクセスされるか(2) | 日経クロステック(xTECH)(2007/08/10公開記事)
・メモリーはどのようにアクセスされるか(2) | 日経クロステック(xTECH)(2007/08/10公開記事)
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