メモリーセルのセンスアンプ

最終更新日 2024年10月08日

メモリーセルのセンスアンプとは

基礎

メモリーセルのセンスアンプとは、メモリーセルからの電圧を増幅する回路です。

DRAMの構造

DRAMとはDynamic Random Access Memoryの略で、リフレッシュが必要なRAMです。このDRAMの構造の一部を大雑把に見ていきます。

DRAMでは格子状に縦横の信号線を配置しており、信号線の交点にメモリーセルがあります。メモリーセルとは、DRAMを構成している最小の要素です。メモリーセルでは電荷を蓄積し、電荷の有無で1ビットのデータを記憶します。

メモリーセルの列を選択する信号線があり、これをワード線と呼びます。メモリーセルから電圧を出力するための信号線があり、これをビット線と呼びます。ワード線に電圧をかけると、メモリーセルからビット線に電圧が出力されます。

センスアンプが必要な理由

メモリーセルが非常に小さいコンデンサーで構成されています。コンデンサーが非常に小さい量の電荷を蓄積します。そのため、ビット線に出力される電圧が非常に小さいです。このままでは1ビットとして扱えません。この電圧を増幅する必要があるため、センスアンプが必要です。

メモリーセル以外でもセンスアンプ使用

メモリーセル以外でもセンスアンプを使用しています。一般的にパソコンでセンスアンプという用語が出てきた場合、メモリーセルで使用するセンスアンプを指す場合が多いです。

出典

センスアンプ - 意味・説明・解説 : ASCII.jpデジタル用語辞典(2008/10/07更新記事)
センスアンプとは? 意味・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書
センスアンプ(sense amplifier) 鈴木直美の「PC Watch先週のキーワード」(2001/08/23公開記事)


キャンペーン情報(PR)
マウスコンピューター
・オータムセール
最大50,000円OFF
(10月9日迄)
DELL
・今週のおすすめ製品
対象製品が特別価格でお買い得
(キャンペーン実施中)
パソコン工房
・決算セール
セール対象BTOパソコン最大55,000円OFF
(10月1日迄)