インテルCore i7プロセッサー

最終更新日 2023年12月12日

インテルCore i7プロセッサーとは

基礎

インテルCore i7プロセッサーとは、ハイエンドのパソコン向けプロセッサーです。インテル・コアアイセブン・プロセッサーと読みます。略してCore i7と呼ぶ場合もあります。以降ではCore i7とします。

Core i7は2008年11月に発売です。それから現在まで新しいモデルの発売が続いています(2023/12/12時点)。

発売当初のデスクトップパソコン向けモデルの特徴には、マイクロアーキテクチャーの変更等により性能向上、メモリーコントローラーの内蔵、FSBの廃止、CPUソケットがLGA 775からLGA 1366に変更等があります。

Core i7はデスクトップパソコン向けモデルの発売から始まりましたが、後にモバイルパソコン向けモデルも発売となりました。ミドルレンジのパソコン向けプロセッサーCore i5、ローエンドのパソコン向けプロセッサーCore i3も発売となりました。Core i5とCore i3、どちらにもデスクトップパソコン向けモデルとモバイルパソコン向けモデルがあります。

Core i7とCore 2 Quad

Core i7はCore 2 Quadの後継

Core i7はCore 2 Quadの後継です。Core 2 Duoの後継とも言えますが、Core i7は4コアで登場したため、4コアのCore 2 Quadの後継が相応しいです。

第1世代Core i7

開発コードネーム

Core i7の最初の開発コードネームはNehalemです。Nehalemはモデル全体の開発コードネームです。デスクトップパソコン向けモデルはLynnfield、エンスージアストデスクトップパソコン向けモデルはBloomfieldです。

マイクロアーキテクチャー

Core i7のコアは、先代のCore 2のコアがベースであり大きな変更はありません。Core i7ではコアと同じダイにメモリーコントローラーを統合したのが大きな違いです。これにより性能が向上します。統合によりFSBがなくなり、代わりにFSBよりも高速なQPIでCPUとチップセットを結びます。

コア数、スレッド数

Core i7のコア数、スレッド数が、LynnfieldとBloomfieldどちらも4コア8スレッドです。どのモデルもハイパースレッディングに対応しており、スレッド数がコア数の2倍です。

キャッシュメモリー

Core i7では新たに3次キャッシュが追加です。3次キャッシュは各コアが共有します。

メインメモリー

LynnfieldはDDR3-1333/1066対応、デュアルチャンネル対応です。BloomfieldはDDR3-1066/800対応、トリプルチャンネル対応です。

出典

Core i7 プロセッサー | 時事用語事典 | 情報・知識&オピニオン imidas - イミダス(2010/02公開記事)
Core i7は一体どこがどう変わった? | 日経クロステック(xTECH)(2008/12/01公開記事)


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