ディスプレイのUSBハブ

最終更新日 2024年06月04日

ディスプレイのUSBハブとは

基礎

ディスプレイのUSBハブとは、ディスプレイと一体になった、USBポートを増やすための機器です。ユーエスビー・ハブと読みます。

USBでの映像出力が実現し登場

USBでも映像出力できるようになり、パソコンとディスプレイの接続にUSBの使用が実現しました。映像データに限らずUSBのデータ転送もできるため、USBハブと一体になったディスプレイが登場しました。

ディスプレイのUSBハブ、USB Type-C

映像入力切り替えでUSBハブ使用不可

DisplayPort Alternate Mode対応USB Type-Cを搭載するディスプレイでは、そのUSB Type-CをUSBハブのデータ転送にも使用する場合があります。この場合、そのUSB Type-Cとは別の映像入力コネクターに切り替えると、USB Type-Cを使わないことになり、USBハブが使えなくなります。USBハブ用にUSB Type-B等があり、それをUSBハブのために使うなら、映像入力コネクターを切り替えても引き続きUSBハブを使えます。

ディスプレイのUSBハブ、KVMスイッチ

複数のパソコンでキーボードとマウスを使用

KVMスイッチとはKeyboard Video Mouseスイッチの略で、キーボードとディスプレイとマウスの1組を、複数のパソコンで使用するための周辺機器です。ディスプレイによってはKVMスイッチも一体になっています。ディスプレイのKVMスイッチを使用すると、ディスプレイに接続している複数のパソコンで、ディスプレイのUSBハブに接続しているキーボードとマウスを使用できます。つまり、どのパソコンから映像入力を行うか切り替えると、キーボードとマウスで操作する対象のパソコンも連動して切り替わります。

コラム

USBハブ使用で最大解像度や最大リフレッシュレートが低下

USBハブと一体のディスプレイがあるとします。DisplayPort Alternate Modeを利用しパソコンからディスプレイに映像出力するとします。USBハブにUSB機器を接続して使用すると、DisplayPortの最大データ転送速度が低下する場合があります。そうなると出力できる映像の解像度やリフレッシュレートも影響を受けます。

例えばDisplayPort 1.2に対応の場合、3840×2160 60Hzで映像出力できます。USBハブのUSB 3.xポートにUSB 3.x機器を接続して使用すると、DisplayPortの最大データ転送速度が半分になり、3840×2160 60Hzで映像出力ができなくなります。3840×2160 30Hzでの映像出力ならできます。

出典

USBの充電速度はケーブル次第、映像出力の最大解像度もケーブルで変わる(2ページ目) | 日経クロステック(xTECH)(2022/01/14公開記事)
ディスプレイのドック機能で机周りがすっきり、映像に加えて充電と有線LANも1本で(2ページ目) | 日経クロステック(xTECH)(2024/09/04公開記事)
パソコンの映像端子はどれを使うのがよい? 機能面で見たらUSB Type-Cが圧勝だった(2ページ目) | 日経クロステック(xTECH)(2025/06/24公開記事)


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