メインメモリーのDDRとPCの違い

最終更新日 2024年03月18日

メインメモリーのDDRとPCの違いとは

基礎

メインメモリーのDDRとPCの違いとは、DDRはメモリーチップの規格、PCはメモリーモジュールの規格です。

DDR、PCの後ろの数字

DDR-200、PC-1600等のように後ろに数字が付きます。DDRの後ろの数字はデータ転送クロック周波数を示します。データ転送クロック周波数とは、1秒間当たりにデータを転送する回数です。単位がMHzです。PCの後ろの数字はデータ転送速度を示します。データ転送速度とは、1秒間当たりに転送できるデータ量です。単位がMB/sです。

DDR2、PC2

DDR2-400、PC2-3200等のようにDDR2、PC2があります。SDRAMの種類を示し、例えば2が付くならDDR2 SDRAMです。DDR2 SDRAMとはDouble Data Rate 2 Synchronous Dynamic Random Access Memoryの略で、データ転送速度がDDR SDRAMの2倍になったSDRAMです。

メモリーチップ

メモリーチップとは、データを記憶する半導体チップです。メモリーモジュールに黒い四角形の部品が複数ありますが、これらがメモリーチップです。

メモリーモジュール

メモリーモジュールとは、コンピューターの主記憶装置として使用するハードウェアの部品です。ユーザーがPCパーツとして扱うメインメモリーがメモリーモジュールです。

メモリーチップの規格からメモリーモジュールの規格がわかる

メモリーチップの規格がわかるとメモリーモジュールの規格もわかります。メモリーモジュールのデータ転送速度が、メモリーチップのデータ転送クロック周波数によって決まってくるためです。データ転送速度は、メモリーバス幅×データ転送クロック周波数で計算できます。メモリーバス幅とは、メインメモリーとメモリーコントローラーを接続するメモリーバスが同時に転送できるデータ量です。メモリーバス幅が64ビットです。

メモリーチップの規格がDDR3-1600とします。下記がデータ転送速度を求めた結果です。

64ビット×1,600MHz=102,400Mbit/s=12,800MB/s=12.8GB/s

データ転送速度が12,800MB/sなので、メモリーモジュールの規格がPC3-12800とわかります。

出典

PCのメモリー増設、失敗しないための必須知識(2ページ目) | 日経クロステック(xTECH)(2018/07/31公開記事)


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