電源ユニットの異音

最終更新日 2023年09月07日

電源ユニットの異音とは

基礎

電源ユニットの異音とは、電源ユニットから発生する異常な音です。

電源ユニットの異音の種類

チョークコイルの鳴き

電源ユニットからチリチリと音が発生する場合があります。キーンやチーと聞こえる場合もあります。不具合や故障ではなく、チョークコイルの鳴きという現象です。チョークコイルはマザーボードやビデオカード等にもありますので、音の発生源が電源ユニットではない場合もあります。

ケーブルを通してマザーボードから伝わってくるノイズが原因です。チョークコイルに限らず物には振動が発生しやすい周波数がありますが、その周波数がノイズに含まれていると振動し音が鳴ります。ノイズに含まれる周波数はマザーボードによって違い、振動しやすい周波数はチョークコイルによって違いますので、必ず発生するわけではありません。

ケーブルにコアを取り付けるとノイズを減らせるため収まる可能性があります。コアとは、クランプコア、クランプフィルター、フェライトコア等とも呼びます。一部のケーブルを通して伝わるノイズが原因であれば、そのケーブルにコアを取り付ければ解決する可能性があります。全てのケーブルに取り付けても解決するとは限りません。原則的にはコアに線を通せばよいですが、1回コアに巻き付けて通すと効果が出る場合があります。

いろいろ試しても解決できない場合は、マザーボードか電源ユニットどちらかを交換する必要があります。

ファンにケーブル等が接触

電源ユニットからカラカラと音が鳴る場合、電源ユニットのファンにケーブル等が接触している可能性があります。接触しないようにファンガードが付いているものですが、ファンガードにある隙間が大きいと接触する可能性があります。PCケースを開けてみて何か接触していないか確認してみるとよいです。

ファンが回転すると、どうしても回転音が発生します。ファンの回転に関わる部品に歪み等が発生していると、カラカラと音が鳴る場合があります。ファンを無理に止めるのがよくなく行うなら自己責任ですが、ファンに何か引っ掛けてみてファンの回転を止めたら収まる場合、歪み等が発生している可能性が高いです。そうであれば、電源ユニットのファンを交換すれば直りますが、自己責任行為です。

ファン周辺にあるファンガードを強めに触れてみてカラカラという音が小さくなったり止まる場合、ファンガードが振動している可能性があります。ファンガードはネジで止められている場合、ネジを締めてみたり逆に緩めてみたりすると改善する可能性があります。ファンガードを交換する方法もあります。

ファンガードを取り外すとカラカラと音が鳴らなくなる場合、取り外したまま使用する方法がありますが、ファンに何かが接触しないように注意が必要です。

電源ユニットがファンレスの場合は、カラカラと音が鳴る場合がありません。


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