SSDのアクセス
最終更新日
2023年09月07日
SSDのアクセスとは
基礎
SSDのアクセスとは、SSDからデータを読み込むこと、SSDにデータを書き込むことです。アクセスだけでは読み込む、書き込む、どちらを指すか明確ではありません。読み込むことを指すなら読み込む、書き込むことを指すなら書き込むとします。アクセスとデータ転送の処理をコントローラーが実行
SSD内部にフラッシュメモリーがあり、フラッシュメモリーに対しアクセスします。この処理とデータ転送する処理をコントローラーが行います。SSDにとってコントローラーは頭脳的な存在です。SSDのアクセス速度
フラッシュメモリーチップに対し並列アクセスするので速い
SSDのアクセス速度は速いですが、フラッシュメモリーのアクセス速度は遅いです。SSDでは複数のフラッシュメモリーチップに対し並列アクセスすることによってSSDのアクセス速度を向上させています。SSDのアクセス速度を速くする方法
SSDのアクセス速度を速くするには、フラッシュメモリーチップに対する並列アクセス数を増やす方法が有効です。例えば、2009年頃ではJMicronのコントローラーJMF602を搭載するモデルが最も多かったですが、JMF602の並列アクセス数が8でした。もし並列アクセス数を2倍の16にすると、理論上ではアクセス速度も2倍です。フラッシュメモリーチップのアクセス速度を速くする方法も有効です。出典
・SSDだと何が速くなる? 1/2 | SSD徹底解剖 | DOS/V POWER REPORT(2009年3月号)
SSDのアクセス速度がコントローラーによって決まる
SSDのアクセス速度がSSDのコントローラーによって決まるところが大きいです。コントローラーにも様々なモデルがあります。SSDのアクセス速度を重視する場合、コントローラーの性能が高いSSDを選ぶとよいです。出典
・高速かつ無音/省電力の新世代ストレージ | SSDパーフェクトガイド | DOS/V POWER REPORT(2010年5月号)
SSDのアクセス速度とインターフェース
SSDのアクセス速度がインターフェースの転送速度によっても決まります。SSDのコントローラー等によりアクセス速度が向上しても、インターフェースの転送速度が足りなければ本来のアクセス速度を発揮できません。SATA接続のSSDであればSATA3がよいです。SATA3でもSSDのアクセス速度が速いです。さらなる速さを求める場合、PCI Express接続のSSDが必要です。
低下したアクセス速度をセキュアイレースやFormat NVMで戻せる
SSDを使い込むとアクセス速度が低下します。SATA接続のSSD、PCI Express接続かつAHCIのSSDではセキュアイレース、NVMe SSDではFormat NVMを実行すると、使い込む前、すなわち工場出荷時の状態のアクセス速度に戻ります。ただし、データが全て消去されます。出典
・Secure Eraseで出荷時の性能を取り戻す 〜SSD設定&メンテナンス 2〜 - AKIBA PC Hotline!(2016/09/08公開記事)
SSDのシーケンシャルアクセス速度、ランダムアクセス速度
シーケンシャルアクセス速度、ランダムアクセス速度、それぞれ何の目安になるか
SSDのアクセス速度は、シーケンシャルアクセス速度とランダムアクセス速度に分類できます。シーケンシャルアクセス速度は、ファイルのコピー等の速さの目安になります。ランダムアクセス速度は、OSの動作、アプリケーションの動作等の速さの目安になります。例えば、ランダムアクセス速度が速いほどOSの動作が速くなり、OSの起動等にかかる時間が短くなります。出典
・間違えやすいSSD選び、ストレージ増強の知識まとめ(3ページ目) | 日経クロステック(xTECH)(2018/08/01公開記事)
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