M.2 SSDのフォームファクター

最終更新日 2025年01月15日

M.2 SSDのフォームファクターとは

基礎

M.2 SSD のフォームファクターとは、M.2 SSDの大きさ、形状、固定用ネジ穴の位置、コネクターの位置等を規定した規格や仕様のことです。

M.2 SSDのフォームファクターはM.2

M.2 SSDのフォームファクターは、M.2 SSDという名称に含むM.2です。M.2は、小型カードのような形状のフォームファクターです。以前はNGFFと呼び、NGFFはNext Generation Form Factorの略です。M.2はmSATAの後継です。M.2はM.2 SSD専用フォームファクターではありません。SATAやPCIeに限らずUSB等、様々なデータ転送方式に対応できる汎用フォームファクターです。

M.2 SSDのフォームファクターとデータ転送方式

M.2 SSDではSATAまたはPCIe

M.2は様々なデータ転送方式を使用できます。M.2 SSDではSATA、またはPCIeを使用します。M.2はUSB等、他にも様々なデータ転送方式を使用できます。

PCIeのGen

M.2が登場当初、PCIe Gen 1とPCIe Gen 2に標準対応し、PCIe Gen 3にオプション対応です。後にPCIe Gen 4等、さらに高速な世代にもオプション対応です。

PCIeのレーン数

M.2ではPCIeのレーン数が最大4レーンです。

M.2 SSDのフォームファクターとKeyID

KeyB、KeyM

M.2のKeyIDとは、M.2のコネクターの形状です。KeyIDに複数の種類があります。M.2 SSDではKeyB、KeyMを使用します。

Slot 2、Slot 3

KeyBをSlot 2、KeyMをSlot 3と呼ぶ場合があります。KeyB、KeyMという呼び方を使用する場合が多いです。

シングルスロットモジュール、デュアルスロットモジュール

KeyBとKeyM、どちらか一方に対応するM.2モジュールをシングルスロットモジュールと呼びます。KeyBとKeyMの両方に対応するM.2モジュールをデュアルスロットモジュールと呼びます。

シングルスロットモジュールの場合、KeyB対応なのにKeyM対応M.2スロットに誤接続してしまう等の問題がありそうです。しかし、KeyBとKeyMでコネクターの切り欠きの位置が左右逆であり、切り欠きの幅の長さも異なるため、誤接続の心配がありません。

データ転送方式

KeyBはSATA、PCIe x2に対応します。KeyMはSATA、PCIe x4に対応します。

M.2 SSDはKeyMまたはKeyB+M

M.2 SSDには、KeyM対応M.2 SSD、KeyBとKeyM両対応M.2 SSDがあります。KeyBとKeyMを、KeyB+Mと表記します。KeyB対応M.2 SSDはありません。KeyMだとコネクターの切り欠きが1個です。KeyB+Mだとコネクターの切り欠きが2個です。ちなみに、マザーボードのM.2スロットは、KeyBとKeyM、どちらか一方に対応です。KeyB+M対応はありません。

M.2 SSDのフォームファクターとType

M.2 SSDの大きさ

M.2 SSDのTypeとは、M.2 SSDの大きさです。Typeの後ろに4桁の数字、または5桁の数字を付けて大きさを表します。最初の2桁の数字は幅です。その後の2桁の数字、または3桁の数字は長さです。どちらも単位がmmです。

Type 2280が主流

M.2 SSDは、幅は22mm、長さは80mmのType 2280が主流です。

出典

フォームファクタ - 意味・説明・解説 : ASCII.jpデジタル用語辞典(2010/04/16更新記事)
フォームファクター(form factor)の意味・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書
フォームファクタ(form factor) 鈴木直美の「PC Watch先週のキーワード」(1998/06/30公開記事)
PCIeネイティブ接続のSSDが登場(4ページ目) | 日経クロステック(xTECH)(2014/09/01公開記事)


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