ストレージのインターフェース

最終更新日 2023年09月07日

ストレージのインターフェースとは

基礎

ストレージのインターフェースとは、ストレージとコンピューター等を接続する規格、仕様、装置、部品です。インターフェース自体の用語が指す対象が幅広く、ストレージのインターフェースが何を指すか文脈等から判断が必要です。

ストレージのインターフェースのデータ転送速度

データ転送速度が不足すると本来の性能を発揮できない

ストレージのインターフェースのデータ転送速度とは、インターフェースが1秒間当たりに転送できるデータ量です。このデータ転送速度が不足すると、ストレージが本来の性能を発揮できません。

例えば、インターフェースのデータ転送速度が100MB/sの場合、本来は200MB/sが出るストレージでも100MB/sしか出ません。インターフェースのデータ転送速度が200MB/s以上になれば、本来の200MB/sが出ます。100MB/sしか出ないストレージだと、インターフェースのデータ転送速度が200MB/s以上になっても100MB/sまでしか出ません。

出典
インターフェースの基礎知識 〜SSDのインターフェースを理解する 1〜 - AKIBA PC Hotline!(2016/08/30公開記事)

Serial ATAからPCI Expressに移行しデータ転送速度が向上

ストレージのインターフェースの主流がSerial ATAからPCI Expressに移行しています(2023/08/22時点)。ストレージの主流がHDDからSSDに移行し、Serial ATAのデータ転送速度では不足するためです。Serial ATAはSerial ATA 3の600MB/sが最大であり、これ以上の高速化がありません。PCI Expressでは世代が新しくなったりレーン数が増えたりすることで高速化が進んでいます。

下記はSSDで見られるPCI Expressの世代とレーン数に限り、Serial ATA 3の最大速度と並べた表です。

Serial ATA 3 600MB/s
PCI Express 2.0 x2 1GB/s
PCI Express 2.0 x4 2GB/s
PCI Express 3.0 x2 約2GB/s
PCI Express 3.0 x4 約4GB/s
PCI Express 3.0 x8 約8GB/s


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