SSDのアクセス速度

最終更新日 2025年03月06日

SSDのアクセス速度とは

基礎

SSDのアクセス速度とは、SSDがデータを転送する速度です。アクセスソクドと読みます。

単位

SSDのアクセス速度の単位がバイト/秒です。

SSDのアクセス速度向上で他も向上とは限らない

大雑把に言えば、SSDのアクセス速度が2倍になると他も2倍になる、例えばファイルのコピーの速度も2倍になります。しかし、そうならない場合もあります。例えば、アプリケーションの起動速度がほとんど変わらない場合があります。SSDのアクセス速度が向上しても、SSDのアクセス速度以外にボトルネックがあると、SSDのアクセス速度を活かせないためです。

SSDのアクセス速度の種類

シーケンシャルアクセス速度、ランダムアクセス速度

SSDのアクセス速度を大まかに分けると、シーケンシャルアクセス速度、ランダムアクセス速度があります。さらに大まかに分けると、シーケンシャルリード速度、シーケンシャルライト速度、ランダムリード速度、ランダムライト速度があります。基本的に、この順に速いです。シーケンシャルリード速度とシーケンシャルライト速度の差が小さいです。シーケンシャルライト速度とランダムリード速度の差が大きいです。ランダムリード速度とランダムライト速度の差が小さいです。

アクセス速度の種類が不明

SSDのアクセス速度の種類が不明なら、シーケンシャルリード速度の場合が多いです。例えば、SSDのアクセス速度が約7GB/sと記載がある場合、シーケンシャルリード速度が約7GB/sの場合が多いです。シーケンシャルリード速度が最も速いため、アクセス速度として記載する場合が多いと思われます。

シーケンシャルアクセス速度が速い方がランダムアクセス速度が遅い場合あり

SSDのアクセス速度を比較すると、基本的にシーケンシャルアクセス速度が速い方が、ランダムアクセス速度も速いです。ただし、シーケンシャルアクセス速度が速い方が、ランダムアクセス速度が遅い場合があります。このため、シーケンシャルアクセス速度のみを比較するのではなく、ランダムアクセス速度も比較が必要です。一般的にパソコンでは、ランダムアクセス速度が重要のためです。

下表は、某SSD(A)、某SSD(B)、それぞれのアクセス速度の一覧です。

某SSD(A)
シーケンシャルリード速度 約3.4GB/s
シーケンシャルライト速度 約3.0GB/s
ランダムリード速度 約0.93GB/s
ランダムライト速度 約0.73GB/s

某SSD(B)
シーケンシャルリード速度 約6.9GB/s
シーケンシャルライト速度 約4.9GB/s
ランダムリード速度 約0.77GB/s
ランダムライト速度 約0.58GB/s

某SSD(B)のシーケンシャルアクセス速度が、某SSD(A)よりも約2倍速いです。某SSD(B)を使用する方が良さそうです。しかし、一般的にパソコンではランダムアクセス速度が重要です。例えば、OSやアプリケーションを起動させるとき、一般的にランダムアクセスの方が多数発生するため、ランダムアクセス速度が速い某SSD(A)を使用する方が、起動にかかる時間が短くなります。

某SSD(B)の方が良い場合もあります。例えばファイルをコピーするとき、一般的にシーケンシャルアクセスの方が多数発生します。シーケンシャルアクセス速度が速い某SSD(B)を使用する方が、ファイルのコピーにかかる時間が短くなります。例えば、主にファイルをバックアップするために使用する場合、某SSD(B)の方が良いです。


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