SSDのコントローラーインターフェース

最終更新日 2025年01月20日

基礎

SSDのコントローラーインターフェースとは、SSDのコントローラーとシステムの間のインターフェースです。

ホストコントローラーインターフェース

SSDのコントローラーとシステムがホストコントローラーを介する場合、コントローラーインターフェースがホストコントローラーとシステムの間のインターフェースを指します。この場合、コントローラーインターフェースではなく、ホストコントローラーインターフェースと呼ぶとわかりやすいです。

AHCI

SSDとマザーボードをSATA接続する場合、マザーボードにあるSATAホストコントローラーを介します。SATAホストコントローラーとSSDの間のインターフェースは、SATAの範囲内です。システムがSATAホストコントローラーを制御しますが、SATAホストコントローラーとシステムの間のインターフェースは、SATAの範囲外です。このインターフェースの基準を定めているのが、規格のAHCIです。SATAホストコントローラー等が異なる製品でも、AHCI対応なら同じデバイスドライバーで制御できます。

NVMe

SSDとマザーボードをPCIe接続する場合、マザーボードにあるSATAホストコントローラーを介しません。システムがSSDのコントローラーを制御しますが、SSDのコントローラーとシステムの間のインターフェースは、PCIeの範囲外です。このインターフェースの基準を定めているのが、規格のNVMeです。

NVMeではなくAHCIでも使用できます。NVMeが登場する前、AHCIを使用してきました。しかし、AHCIはHDDを前提に開発したため、引き出せるSSDの性能が低くなります。NVMeはSSDを前提に開発したため、AHCIに比べて引き出せるSSDの性能が高くなります。

・PCIe SSD（2ページ目） | 日経クロステック（xTECH）(2014/07/04公開記事)

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