SSDの読み込み

最終更新日 2023年09月07日

基礎

SSDの読み込みとは、SSDからメインメモリー等にデータを転送し移すことです。ヨミコミと読みます。読み出し、リード、リーディングと呼ぶ場合もあります。

読み込み速度が低下するSSDの存在

SSDの書き込み速度が低下する話はよく見聞きしますが、読み込み速度が低下する話はあまり見聞きしません。それでも読み込み速度が低下するSSDが存在することは確かです。

出典
・SSDの性能低下とTrimの効き具合を大検証！ | SSDパーフェクトガイド | DOS/V POWER REPORT(2010年5月号)

SSDの読み込み速度が低下する理由

SSDの読み込み速度が低下する理由について解説している記事を見かけませんが、断片化、物理アドレスと論理アドレスの変換の負荷が高まる、以上が要因と考えられます。

断片化とは、1つのデータが記憶領域に分散して保存されている状態です。SSDも断片化によってデータ読み書き速度が低下します。ただし、HDDと比べるとあまり低下しません。

物理アドレスとは、フラッシュメモリーで実際にデータを記憶する場所のアドレスです。論理アドレスとは、OSで仮想的に使用するアドレスです。SSDが記憶するデータ量が増えると、使用する物理アドレスと論理アドレスも増え、両者の変換の負荷が高まります。SSDによってはコントローラーの性能が不足しデータ読み書き速度が低下します。

スーパーフェッチ、プリフェッチを無効にしなくてもよい

SSDの読み込み速度が速いので、スーパーフェッチとプリフェッチを無効に設定変更するのがよいと解説する記事が見られます。個人的には不要です。設定変更してもほとんど変わらないので、そこまでやる必要性が低いです。

出典
・SSDの導入や書き換えによる劣化を防ぐテクニック 〜SSD設定＆メンテナンス 1〜 - AKIBA PC Hotline!(2016/09/07公開記事)

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