USB SSD

最終更新日 2025年01月12日

基礎

USB SSDとは、USBポートに接続して使用するSSDです。ユーエスビーエスエスディーと読みます。

最大転送速度の一覧

USB SSDが対応するUSB規格によって最大転送速度が異なります。下表は、各USB規格の最大転送速度の一覧です。


他にもUSB規格があります。ここでは普及しているUSB規格に限定しています。

最大転送速度が速いほど読み書き速度が速い

USB SSDが対応するUSB規格の最大転送速度が速いほど、読み書き速度が速いと決まっているわけではありませんが、この傾向があります。例えば、USB 3.2 Gen 2x2対応USB SSDの読み書き速度が、USB 3.2 Gen 2x1対応USB SSDよりも速い傾向があります。

USB SSDのUSB規格がPCのUSB規格より上位でもメリットあり

USB SSD対応USB規格の最大転送速度が、パソコンのUSBポートが対応するUSB規格の最大転送速度よりも速いとします。これでもメリットがあります。例えば、パソコンのUSBポートがUSB 3.2 Gen 2x1対応でも、USB 3.2 Gen 2x2対応USB SSDを選ぶメリットがあります。USB 3.2 Gen 2x1の最大転送速度がボトルネックになるほど、速い読み書き速度を発揮する製品があるためです。USB 3.2 Gen 2x1対応USB SSDでも製品によっては同じく速い読み書き速度を発揮するかもしれませんが、個人的には存在を確認していません(2025/03/22時点)。上記の通りメリットがあるUSB 3.2 Gen 2x2対応USB SSDでも、本来の読み書き速度を発揮できないデメリットもあります。

USB 3.2 Gen 2x1対応USB SSDが選択の目安

最大転送速度が速いUSB規格に対応するUSB SSDを選ぶと良いですが、最大転送速度が10GbpsのUSB 3.2 Gen 2x1対応USB SSDが、選択の目安です(2022/12/14時点)。USB4 Gen 3x2対応USB SSDは少なく、価格が高いです。ちなみに、Thunderbolt 3対応Thunderbolt SSDも少なく、価格が高いです。そうなら、USB 3.2 Gen 2x2対応USB SSDが良さそうです。しかし、USB 3.2 Gen 2x2対応USBポート搭載パソコンが少ないです。Thunderbolt 4ポート搭載パソコンが増えていますが、USB 3.2 Gen 2x2がオプションであり、非対応の場合が多いです。このため、USB 3.2 Gen 2x1対応USB SSDが選択の目安です。

PCIe SSDよりも遅い理由

内蔵SSDでは、SATA SSDからPCIe SSDに移行しました。ハイエンドSSDに限ると、USB SSDの最大読み書き速度が、PCIe SSDよりも遅いです(2022/12/14時点)。USBの最大転送速度が、PCIeよりも遅いためです。USB SSDの中で最も速いのが、USB4 Gen 3x2対応であり、最大転送速度が40Gbpsです。PCIe SSDには、PCIe Gen 4 x4対応があり、最大転送速度が64Gbpsです。

・高速化するSSDの実力とメリット、外付けは10Gbps対応が狙い目（2ページ目） | 日経クロステック（xTECH）(2022/12/14公開記事)

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