SSDのウェアレベリング

最終更新日 2023年09月07日

SSDのウェアレベリングとは

基礎

JEDEC STANDARD - Solid-State Drive (SSD) Requirements and Endurance Test Method - JESD218より引用します。
Wear leveling Methods employed by the drive to spread the p/e cycles across the NVM physical locations even when the workload may be unevenly distributed across the logical drive capacity.
SSDのウェアレベリングとは、データ書き込みが論理ドライブ全体に不均等に分散されている場合でも、フラッシュメモリーの物理的な場所全体にプログラムイレースサイクルを分散するためにSSDが採用する方法です。

用語

論理ドライブとは、物理的に存在するドライブではなく、ソフトウェアでドライブのように振る舞うドライブ内の領域です。フラッシュメモリーとは、記憶媒体です。

プログラムイレースサイクルとは、イレースブロックにある1つ以上のページへのデータ書き込みと、そのイレースブロックへのデータ消去です。

ウェアレベリングのために必要な空き領域

ウェアレベリングの効果を高めるために空き領域を確保するとよい話があります。どのくらい空き領域があればよいか不明です。空き領域が全体の20〜30%もあればよいと思われます。40〜50%もいらないと思われます。

出典
SSDだと何が速くなる? 2/2 | SSD徹底解剖 | DOS/V POWER REPORT(2009年3月号)


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