高速スタートアップ無効ならNTFS互換性問題は起きない?
最終更新日
2023年09月07日
高速スタートアップ無効なら NTFS 互換性問題は起きないのか
最後に知っとく“Windows 8.1重箱の隅”10選 - AKIBA PC Hotline!
には、以下のとおり書かれています。(この記事の公開年月日は2015年5月1日)
同記事で紹介している TechNet(英語) の記事 Windows 8 volume compatibility considerations with prior versions of Windows - TechNet Articles - United States (English) - TechNet Wiki を見てみます。(この記事の更新年月日は2014年1月8日)
TechNet(英語) の記事から引用した内容には、簡単に言えば完全なシャットダウンを行えば、NTFS 互換性問題は起きないと書かれています。高速スタートアップを無効にしておけば、常に完全なシャットダウンが実行されますので、高速スタートアップが無効なら NTFS 互換性問題は起きないと考えられます。
しかし、「safe remove」とは Windows の通知領域から安全な取り外しを利用して取り外すことですが、TechNet(英語) の記事から引用した内容によれば、安全な取り外しを利用すれば NTFS 互換性問題は起きないとも書かれており、逆に安全な取り外しを利用しないと NTFS 互換性問題は起きると考えられます。
実際にやってみるとわかりますが、LFS のバージョンが 1.1 ではなく 2.0 となっている外付けストレージを、パソコン起動中に安全な取り外しを利用せずに取り外し、Windows 8 より前の Windows 7 以前の Windows が搭載されているパソコンに接続すると、NTFS 互換性問題が起きることがあるとわかります。高速スタートアップが有効か無効かどうかは関係なく起きることがあります。
以上をまとめると、高速スタートアップを有効にし簡易なシャットダウンが実行された後に、外付けストレージを取り外し Windows 7 以前の Windows が搭載されているパソコンに接続すると NTFS 互換性問題が起きることがありますが、高速スタートアップを無効にしておけば起きることはありません。
ただし、高速スタートアップを無効にしておいても、パソコン起動中に安全な取り外しを利用せずに外付けストレージを取り外し、Windows 7 以前の Windows が搭載されているパソコンに接続すると、NTFS 互換性問題が起きることがあります
先に紹介した AKIBA PC Hotline! の記事は、高速スタートアップ有効時にパソコンを簡易シャットダウンした後に、外付けストレージを取り外し別のパソコンに接続する場合に発生する NTFS 互換性問題を取り扱っていると思われます。
AKIBA PC Hotline! の記事には、外付けストレージの取り外しポリシーをクイック削除にしておけば NTFS 互換性問題は発生しないと書かれていますが、TechNet(英語) の記事によると LFS のバージョンが 2.0 にならず 1.1 になるそうです。
外付けストレージの取り外しポリシーをクイック削除にしておけば、LFS のバージョンが異なることはなくなるため、パソコン起動中に安全な取り外しを利用せずに外付けストレージを取り外し、Windows 7 以前の Windows が搭載されているパソコンに接続しても、NTFS 互換性問題は起きないと考えられます。
他方、高速スタートアップの使用はデメリットにつながるのも事実だ。Microsoftもデバイスドライバーやアプリケーションなどに悪影響を及ぼす可能性を否定していない。例えば外付けHDDに保存したファイルが消失してしまうという問題がある。これはWindows 7とWindows 8.xはLFSのバージョンが異なるために発生する現象だ。高速スタートアップを無効にしておけば NTFS 互換性問題は起きないとは書かれていませんが、高速スタートアップを使用しなければ NTFS 互換性問題により外付けストレージのファイルが消失するトラブルに遭遇しないような気がします。
Windows 8.xは今まで以上にログファイルのI/Oカウントを減らすため、LFSを1.1から2.0にバージョンアップしているが、以前のWindows(NTFS)と互換性がないため、Windows 7とWindows 8.xと異なる環境に外付けHDDを接続すると、上記のトラブルに遭遇してしまう。もっとも外付けHDDの取り外しポリシーを「クイック削除」で運用すれば、問題は発生しないので安心してほしい。なお、この問題に関してはTechNet(英語)で詳しく説明されているので、興味のある方ご一読頂きたい。
同記事で紹介している TechNet(英語) の記事 Windows 8 volume compatibility considerations with prior versions of Windows - TechNet Articles - United States (English) - TechNet Wiki を見てみます。(この記事の更新年月日は2014年1月8日)
When an NTFS volume is cleanly dismounted (such as on a full shutdown, a reboot, or a safe remove), NTFS will “downgrade” the log file structure and version number to one that is recognized by all prior versions of Windows. This helps ensure that when a storage device with a NTFS volume is cleanly removed from Windows 8 for use in another operating system, it can be attached without the NTFS volume being marked as corrupted.「full shutdown」は日本語では完全なシャットダウンと呼ぶこともあり、高速スタートアップが有効だと完全なシャットダウンと簡易なシャットダウンの2種類が出てきます。高速スタートアップが有効な状態で、特別な操作をせずにシャットダウン操作を行うと、簡易なシャットダウンが実行されます。
TechNet(英語) の記事から引用した内容には、簡単に言えば完全なシャットダウンを行えば、NTFS 互換性問題は起きないと書かれています。高速スタートアップを無効にしておけば、常に完全なシャットダウンが実行されますので、高速スタートアップが無効なら NTFS 互換性問題は起きないと考えられます。
しかし、「safe remove」とは Windows の通知領域から安全な取り外しを利用して取り外すことですが、TechNet(英語) の記事から引用した内容によれば、安全な取り外しを利用すれば NTFS 互換性問題は起きないとも書かれており、逆に安全な取り外しを利用しないと NTFS 互換性問題は起きると考えられます。
実際にやってみるとわかりますが、LFS のバージョンが 1.1 ではなく 2.0 となっている外付けストレージを、パソコン起動中に安全な取り外しを利用せずに取り外し、Windows 8 より前の Windows 7 以前の Windows が搭載されているパソコンに接続すると、NTFS 互換性問題が起きることがあるとわかります。高速スタートアップが有効か無効かどうかは関係なく起きることがあります。
以上をまとめると、高速スタートアップを有効にし簡易なシャットダウンが実行された後に、外付けストレージを取り外し Windows 7 以前の Windows が搭載されているパソコンに接続すると NTFS 互換性問題が起きることがありますが、高速スタートアップを無効にしておけば起きることはありません。
ただし、高速スタートアップを無効にしておいても、パソコン起動中に安全な取り外しを利用せずに外付けストレージを取り外し、Windows 7 以前の Windows が搭載されているパソコンに接続すると、NTFS 互換性問題が起きることがあります
先に紹介した AKIBA PC Hotline! の記事は、高速スタートアップ有効時にパソコンを簡易シャットダウンした後に、外付けストレージを取り外し別のパソコンに接続する場合に発生する NTFS 互換性問題を取り扱っていると思われます。
AKIBA PC Hotline! の記事には、外付けストレージの取り外しポリシーをクイック削除にしておけば NTFS 互換性問題は発生しないと書かれていますが、TechNet(英語) の記事によると LFS のバージョンが 2.0 にならず 1.1 になるそうです。
外付けストレージの取り外しポリシーをクイック削除にしておけば、LFS のバージョンが異なることはなくなるため、パソコン起動中に安全な取り外しを利用せずに外付けストレージを取り外し、Windows 7 以前の Windows が搭載されているパソコンに接続しても、NTFS 互換性問題は起きないと考えられます。
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