USBケーブルの56kΩの抵抗

最終更新日 2025年08月03日

USBケーブルの56kΩの抵抗とは

基礎

USBケーブルの56kΩの抵抗とは、片方がUSB Type-C、もう片方がUSB Type-AのUSBケーブルにおいて、USBのベース仕様の範囲の電流を流すために、USB Type-C側のCCラインと電源ラインの間に挟む必要がある抵抗です。

56kΩ抵抗実装が必要な変換コネクター

片方がUSB Type-C、もう片方がUSB Micro-Bの変換コネクターも、56kΩの抵抗を実装する必要があります。

規格違反のUSBケーブル

56kΩの抵抗を実装する必要があるUSBケーブルが規格に従っておらず、56kΩの抵抗を実装していない場合があります。この場合、USBのベース仕様の範囲外の電流、例えば1.5Aや3A等の電流が流れる恐れがあります。こうなるとUSBケーブルに限らずUSB機器の故障等につながる恐れがあります。通常はUSB機器に過電流を防ぐ保護回路があるため、USBケーブルが56kΩの抵抗を未実装でも安全です。しかし、過電流を防ぐ保護回路があっても機能しなかったり、保護回路がなかったりすると安全ではなくなります。

56kΩ抵抗実装を外見から判断不可

56kΩの抵抗を実装する必要があるUSBケーブルが、56kΩの抵抗を実装しているかどうか外見から判断できません。

出典

USB給電に異常アリ?粗悪品が生まれる謎(2ページ目) | 日経クロステック(xTECH)(2017/08/22公開記事)


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USBケーブルの構造



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