パソコンを無水エタノールで拭くと除菌(消毒)効果が高い？

最終更新日 2023年09月07日

ノートパソコンのキーボード掃除で必要な道具や手順、注意するポイントなどをご紹介｜ドスパラ通販【公式】 には、無水エタノールについて、以下のとおり書かれています。(この記事の更新年月日は2020/07/21)

高い除菌効果や皮脂汚れを落とす効果も見込めるため、ノートパソコンのキーボード掃除にはまさにおすすめのアイテムです。

無水エタノールは、除菌効果が高いようです。ノートパソコンのキーボードに限らずパソコンの筐体表面等も、無水エタノールで拭くと高い除菌効果があると思われます。

除菌とは細菌(病原菌)を取り除くことですが、同記事では無水エタノールの話で除菌という用語が出てきますので、細菌(病原菌)を殺すという意味と思われます。

無水エタノールの話では、消毒という用語を使う方が良いので、以降では除菌ではなく消毒という用語を使います。消毒とは細菌(病原菌)を殺すことです。

歯科技工領域での感染症の基礎知識と対策Q＆A｜日本歯科技工士会 には、以下のとおり書かれています。(この記事の公開年月日は不明)

この中で消毒効果があるのは、濃度が80％前後の消毒用エタノールであり、濃度が100％近い無水エタノールには消毒効果がほとんどありません。

何故エタノールは細菌を殺菌できる？ - つねぴーblog＠内科専攻医 には、以下のとおり書かれています。(この記事の公開年月日は2011/04/27)

また、１００％エタノール（無水エタノール）は細胞膜の浸透効果が低い上に、揮発性が非常に高く、細菌はほとんど殺せないと言います。効果があるとしても菌体の表面のタンパクを変性させる程度でしょう。

スマホを消毒するにはどうすれば? - いまさら聞けないAndroidのなぜ | マイナビニュース には、以下のとおり書かれています。(この記事の公開年月日は2020/02/06)

エタノール/無水エタノールとして販売されている製品の濃度は95%以上で、汚れを落とすことはできても消毒効果は期待できません。

以上いろいろな記事を見てきましたが、パソコンを無水エタノールで拭いても消毒効果が低いと考えられます。

各記事を参考にすると、無水エタノールはすぐに蒸発してしまうので、細菌(病原菌)を殺す前に蒸発してしまい消毒効果が低いそうです。

エタノールの濃度が約80%である消毒用エタノールだと、蒸発に時間がかかるので消毒効果が高いそうです。

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