バックアップとアーカイブの違いは誤り

最終更新日 2023年09月07日

本来はバックアップとアーカイブの違いは誤りである

バックアップとアーカイブの違いとは

バックアップとアーカイブの違いとは、バックアップは何かトラブルが起きたときに復旧できるようにする目的とした保存、アーカイブは長期保存を目的とした保存とする違いです。

バックアップとアーカイブの違いを正しいとする問題

バックアップとアーカイブに上記の違いがあると解説する情報が増えています。この違いに従っていないと間違い、知らないと無知等と批判する風潮まで出てきましたが、ここまで来ると問題です。

昔は上記のような使い分けがありませんでした。一般的には今もないと言っていいくらいです。誰しもが知っているような幾つかの企業でシステム開発を長年してきましたが、システム開発においては上記の使い分けをしたことがなく、使い分けの指示があったこともありません。同じ業界で長年働いてきた数人に聞いてみましたが、使い分けをしたことがなく、そもそも上記の使い分けがあるとは知らなかったとのこと。使い分けしている企業等が存在するでしょうが、一般的に広まっている使い分けではないでしょう。

バックアップとアーカイブ、それぞれ異なる意味を持つと区別するのはよいですが、同様に区別していないと批判するところまで来ると、さすがに次のように言わざるを得ません。バックアップとアーカイブの違いは誤りであると。

バックアップとアーカイブの違いを定義し使い分けるのはよい

矛盾するような内容ですが、バックアップとアーカイブの違いを定義した上で用語を使い分けるのはよいです。私もシステム開発以外では同様に使い分ける場合があります。システム開発でも使い分ける必要が出てきてもよしとします。しかし、この定義に従っていなかったり知らなかったりする人達を批判するのは間違っています。本来はバックアップとアーカイブの違いは誤りなのですから。


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