拡張カード

最終更新日 2023年09月07日

拡張カードとは

基礎

拡張カードとは、コンピューターに機能を追加するために使用するハードウェアです。カクチョウカードと読みます。拡張ボードと呼ぶ場合もあります。アドインカードと呼ぶ場合もあり、英語だとAdd In Card、略してAICです。マザーボードの拡張スロットに接続します。

コンピューターに機能を追加できる

コンピューターの機能が製品によって異なる場合や、ユーザーが選びたい製品に自分が必要とする機能がない場合があります。拡張カードを使用すると機能を追加できます。ただし、コンピューターに拡張スロットがないと拡張カードを使用できません。

拡張カードの種類

ビデオカード

ビデオカードとは、コンピューターに高いグラフィックス性能を追加するために使用する拡張カードです。映像インターフェースを追加するために使用する場合もあります。

インターフェースカード

インターフェースカードとは、コンピューターにハードウェア・インターフェースを追加するために使用する拡張カードです。例えばUSBを追加できるインターフェースカードがあります。

テレビチューナー・キャプチャーカード

テレビチューナー・キャプチャーカードとは、テレビ番組の視聴や録画する機能を追加するために使用する拡張カードです。

拡張カードのPCI Express

拡張カードと拡張スロットでレーン数が異なる組み合わせでも取り付け可能

拡張スロットと拡張カードでレーン数が異なる組み合わせの場合、拡張カードのレーン数が拡張スロットのレーン数より大きくなければ取り付け可能です。例えば拡張スロットがPCI Express x16の場合、拡張カードがPCI Express x8やx4やx1でも取り付け可能です。自動的に最適なレーン数で動作します。

ただし、取り付けできても動作しない場合があります。複数の拡張スロットで動作に使用するレーン数を共有している場合です。例えばPCI Express x16に対応の拡張スロットが2つあるとします。両者で動作に使用できるレーン数がx16とします。片方にPCI Express x16に対応する拡張カードを取り付けると必ずx16で動作し、もう片方では動作に使用できるレーン数がなくなり、拡張カードを取り付けても動作しない場合があります。モデルによっては自動的に片方はx8で動作し、もう片方ではx8まで使用できます。モデルによっては手動で設定できます。

出典
PCI Express x16にはx4やx8のボードも挿さる | 日経クロステック(xTECH)(2009/09/30公開記事)


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