機械語
最終更新日
2023年09月07日
機械語とは
基礎
機械語とは、CPUが直接理解し実行できる言語です。キカイゴと読みます。他の呼び方には、マシン語があります。CPUは機械語で書かれたプログラムを理解し、プログラムの内容に従って処理を実行します。プログラムは人間が書きますが、0と1の羅列である機械語では書くのが困難のため、アセンブリ言語やプログラミング言語を使用して書きます。書いたプログラムはコンパイラーが機械語に翻訳します。
オペコード
オペコードとは
コンピューターが搭載するCPUはプログラムに書かれている命令を解析し、命令通りに処理を実行します。プログラムは機械語で書かれており0と1の羅列です。具体的にどのような命令かを8個の数字、命令により処理する対象となるデータを4個の数字で表すとします。00000001は加算命令、0001はレジスタA、0010はレジスタBを意味するとします。レジスタAとレジスタBに格納している数値を加算し、レジスタAに格納する命令を機械語で書くと以下のように記述すると仮定します。00000001 0001 0010
加算命令、データ部分それぞれの部分がわかりやすいように1文字空けています。加算命令等により処理する対象のデータをオペランドと呼びます。この例の機械語における命令部分は00000001、オペランド部分は0001 0010です。命令部分とオペランド部分を合わせた一つ分の命令が書かれた機械語、上記の例だと00000001 0001 0010をオペコードと呼びます。機械語の命令部分、上記の例だと00000001をオペコードと呼ぶ場合もあります。この場合、オペコードとオペランド部分を区別します。
アセンブリ言語でのオペコード
人間にとって機械語だとわかりにくいので、プログラムをアセンブリ言語で書く場合があります。上記の例だと、ADD A,Bのように書きます。ADDは命令部分であり加算命令を意味し、A,Bはオペランド部分であり、AはレジスタA、BはレジスタBを意味します。アセンブリ言語の命令部分は短い文字数で表しますが、これをニーモニックと呼びます。上記の例だとADDがニーモニックです。アセンブリ言語において命令により処理対象となるデータもオペランドと呼びます。アセンブリ言語における命令部分を、ニーモニックではなくオペコードと呼ぶ場合もあります。
出典
・機械語 - 意味・説明・解説 : ASCII.jpデジタル用語辞典(2010/04/16更新記事)
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