熱中症と熱射病の違い

最終更新日 2023年09月07日

熱中症と熱射病の違いとは

熱射病 - 25. 外傷と中毒 - MSDマニュアル家庭版 には、熱射病について以下のとおり書かれています。
熱射病は、体温が異常に上がり、多くの器官系に機能障害が起こる、生命を脅かす状態です。

何時間も運動した若い運動選手や、暑い季節に冷房のない屋内で何日も過ごした高齢者などに起こることがあります。

体温は40℃を超え、脳の機能障害が起こります。

直ちに体を冷やす必要があります。

熱射病は、高温によって引き起こされる病気の中で最も重い病態です。他の熱中症よりもはるかに重症です。他の熱中症との主な違いは以下の通りです。

体温が40℃を超える。

脳機能障害の症状が現れる。
コトバ解説:「熱中症」と「熱射病」の違い - 毎日新聞 によると熱射病とは熱中症の症状の一つです。

熱射病は、熱中症の症状の中で最も危険な状態であり、熱射病になると問いかけても反応が鈍かったり言動がおかしかったりする等の意識障害が見られます。

熱中症・熱射病について | 三鷹 内科 みたかヘルスケアクリニック には、熱射病について以下のとおり書かれています。
熱射病とは
高温多湿の環境下で長時間動いたり作業をした際に、大量の汗をかき、体内の塩分や水分が著しく不足すると体温をコントロールする脳の体温調節機能に支障をきたし、重度の意識障害が発症した状態を熱射病といいます。熱射病は、意識障害と同時に体温が40℃以上まで異常上昇します。その際、脳の体温調節機能が働いていないため、体温が異常に高いにも関わらず、発汗がなく皮膚が乾燥しているいるのが熱中症との大きな違いで、緊急に冷却療法を行う必要がある生命の危機に直結する極めて危険な状態です。
脱水症・熱中症・熱射病を予防するには | カラダの豆事典 | サワイ健康推進課 には、熱射病について以下のとおり書かれています。
●熱射病
熱中症のひとつ。脱水症がすすみ、体温を調節する働きが追いつかなくなることで40℃を超える高体温になり、脳の体温調節中枢機能が麻痺して起こります。意識障害やショック状態になることも。熱射病がもっとも危険で、死亡することもまれではありません。
以上をまとめて見ると、熱中症から進行して体温が40度を超える、脳の機能に問題が発生し意識障害が見られると熱射病と見なせることがわかります。

熱射病を熱中症の症状の一つとして見るか、熱中症と熱射病を区別して見るかは些細な違いであり、どちらでも良いことだと思います。


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