スマホ充電器の先端がネックレス等と接触すると感電する?
最終更新日
2023年09月07日
スマホ充電器の先端がネックレス等と接触すると感電するのか
ベッドサイドのスマホ充電器で感電事故、米症例報告|医師向け医療ニュースはケアネット
によると、スマートフォン用充電器とネックレス等の貴金属が接触し、就寝中に感電や火傷を負う事故が増えているそうです。(この記事の公開年月日は2019年8月20日)
その事例について、以下のとおり書かれています。
日本と海外では家庭用コンセントの電圧が違うと思われますが、日本と比べて海外ではスマートフォン用充電器の出力電圧が特別高いということはないはずです。
同記事のさらなる解説によると、出力電圧が高くなくても出力電流が大きいと危険性が高いようです。
例えば、あくまでも推測ですが、純正品だと金属製の異物に接触すると自動的に電力供給を止める仕組みがあるのが当たり前であり、非純正品だとない場合が多いのかもしれません。
同記事のさらなる解説によると、純正品であっても感電事故が起きる可能性があるようです。
その事例について、以下のとおり書かれています。
Bunke氏らのチームは、19歳の米国女性の事例を報告。女性は、就寝中に首に痛みと大やけどを負い、救急外来に搬送された。女性は、ベッドでiPhone用のUSB充電ケーブルを下じきにして寝てしまったのだという。スマートフォン用充電器の先端であれば、出力電圧が小さいはずですので、感電するとしてもピリッと感じる程度になりそうな気がしますが、深刻な火傷を負ってしまう恐れがあるようです。
女性は、純正品ではない安価な充電器を使用していた。事故当時、充電ケーブルはスマホにはつながれていなかったが、プラグはコンセントに挿したままの状態だった。ケーブルの先端が、女性が身につけていた金属製のネックレスに接触したことが原因で感電し、激しい痛みとともに首の周りにほぼ円形の重度のやけどを負ってしまったという。
Bunke氏によれば、スマホ用の充電器による感電ややけどの症例のほとんどは軽症で、皮膚の表面をわずかに損傷するにとどまる。しかし、表皮の下の真皮にまで達するII度熱傷で、皮膚移植などの処置を必要とする場合もあるという。なお、今回の事例では、患者は痛み止めのモルヒネと感染予防のための抗菌薬を処方され、その日のうちに退院できた。
日本と海外では家庭用コンセントの電圧が違うと思われますが、日本と比べて海外ではスマートフォン用充電器の出力電圧が特別高いということはないはずです。
同記事のさらなる解説によると、出力電圧が高くなくても出力電流が大きいと危険性が高いようです。
携帯電話用の充電器では、出力側の電圧はそれほど高くないとされる。しかし、Bunke氏らのチームによれば、電圧はそれほど重要ではなく、「弱電圧のデバイスでも、電流が強ければ電気ショックをもたらす可能性がある」と指摘する。事例について書かれている内容に「純正品ではない安価な充電器」と書かれている点が気になりますが、そのことについて同記事には以下のとおり書かれています。
Bunke氏は、充電器による感電リスクには、「ベッド周りの充電器の置き場所だけでなく、その種類も重要だ」と強調する。今回の事例で使用された非純正の充電器は安全性に問題があることが多く、純正品と同じような安全性や品質が確保されていないことも明らかになってきているという。事例で使用された非純正の充電器に問題があったとは明確に書かれていませんが、何らかの問題があったのかもしれません。
例えば、あくまでも推測ですが、純正品だと金属製の異物に接触すると自動的に電力供給を止める仕組みがあるのが当たり前であり、非純正品だとない場合が多いのかもしれません。
同記事のさらなる解説によると、純正品であっても感電事故が起きる可能性があるようです。
一方で、純正品であっても充電器に問題が生じる可能性もあるようだ。Bunke氏らが報告した若い男性の事例では、男性は純正のiPhoneの充電器を使用していたが、装着していた金属製のチェーンがケーブルの先端に接触した後、感電したショックでベッドから投げ出されたという。純正品を使用している場合であっても、感電事故が起きないように気をつける必要があるようです。
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