パソコンの性能が足りなくなったら寿命?延命方法はないのか?

最終更新日 2023年09月07日

パソコンの性能が足りなくなったら寿命なのか

自分が使っているパソコンの性能が足りなくなったら、性能が高いパソコンに買い替える必要があるという意味で寿命を迎えたと言えます。

昔は新しいソフトウェアが要求する性能が上がり、新しいソフトウェアを使うにはパソコンの性能が足りなくなることがよくありました。例えば、新しいオフィスソフトウェアを導入したところパソコンの性能が足りず動作が重くて使いものにならないことがありました。

今でも起こりうることですが、オーパースペックと呼ばれるほど性能が進歩した今ではそうそう起きません。オフィスソフトウェアの例だと、快適に動作するパソコンを買えば、5年後にあるだろう新しいオフィスソフトウェアも快適に動作する可能性が高いです。

パソコンの用途が大きく変わると急に性能が足りなくなることがあります。例えば、パソコン購入時は動画編集にパソコンを使わないと想定し、動画編集に使うには向いていない低性能パソコンを買ったとします。パソコン購入後、動画編集にパソコンを使うようになり、パソコンの性能が足りなくなることがあります。

パソコンの用途が大きく変わらなくても性能が足りなくなることがあります。例えば、PC ゲームのプレイに使うためにパソコンを買ったとします。家庭用ゲーム機と違い、PC ゲームはゲームタイトルによってパソコンに要求する性能が大きく異なりますので、新たに買った PC ゲームをプレイしようとしたらパソコンの性能が足りず快適にプレイできないことがあります。

他にも様々な要因によりパソコンの性能が足りなくなることがありますが、そうなったら性能が高いパソコンに買い替えなければならないとは限らず、パソコンの PC パーツを交換して性能を上げる方法があります。パソコンの性能が足りなくなっても、PC パーツを交換して性能を上げればパソコンの寿命を延ばせます。

ただし、必ずしも PC パーツの交換をして性能を上げられるとは限りません。PC パーツを交換して性能を上げることができなければ、パソコンは寿命を迎えたと判断すると良いです。

・パソコンの性能が足りなくなっても PC パーツを交換して性能を上げて寿命を延ばせる

どの PC パーツを交換すればパソコンの性能が上がり寿命を延ばせるのか

パソコンの性能は様々な要素が絡み合って決まってきますが、CPU の性能、メインメモリーの容量、ビデオチップ(GPU)の性能が重要です。どれが不足しているのかタスクマネージャーでわかります。

ある用途に使用中パソコンの性能が足りないと感じている時に CPU の使用率が高くほぼ 100% の状態が続いているなら CPU の性能が足りません。メインメモリーの使用量が搭載容量をオーバーしているなら、メインメモリーの容量が足りません。ビデオチップの使用率が高くほぼ 100% の状態が続いているならビデオチップの性能が足りません。

CPU の性能が足りないなら、CPU を交換してアップグレードすれば良いですが、交換作業はやや面倒です。基本的に CPU は性能が高いほど消費電力と発熱量が大きいですが、CPU の消費電力が上がることで電源ユニットの交換も必要な場合があります。CPU の発熱量が上がることで冷却性能の見直しが必要な場合があります。

新しい CPU に交換して性能を上げようとしても、マザーボードが新しい CPU に対応しておらず交換できないことがあります。マザーボードも交換する方法がありますが、そこまでしてまでパソコンの寿命を延ばす価値があるのか疑問です。また、CPU がマザーボードに直接実装されているなら、CPU の交換はできません。ノートパソコンやタブレット PC に当てはまり、デスクトップパソコンの一部にも当てはまります。

メインメモリーの容量が足りなくなったのであれば、メインメモリーの交換か増設をして容量を増やせば良く、交換や増設作業は簡単です。ただし、既にパソコンに搭載可能な最大容量のメインメモリーが搭載されているなら容量を増やせません。メインメモリーがマザーボードに直接実装されている場合も同様です。

ビデオチップの性能が足りないなら、ビデオカードを交換か増設をしてアップグレードすれば良いです。ビデオカードにはビデオチップが実装されています。CPU と同様にビデオチップも性能が高いほど消費電力と発熱量が大きく、電源ユニットの交換や冷却性能の見直しが必要な場合があります。

ビデオカードの交換や増設は、ビデオカードを搭載可能なパソコンにて可能です。デスクトップパソコンのタワー型、省スペース型、キューブ型ならビデオカードを搭載可能ですが、省スペース型はロープロファイル対応のビデオカード、すなわち主に省スペース型向けのサイズが小さいビデオカードのみ搭載可能です。ロープロファイル対応のビデオカードは、通常のビデオカードよりも性能が低いです。キューブ型でも小型モデルだとロープロファイル対応ビデオカードのみ対応か、そもそもビデオカードを搭載不可能な場合があります。

・タスクマネージャーを確認し、CPU の性能、メインメモリーの容量、ビデオチップの性能の中でどれが不足しているのか調べる
・CPU の性能が足りないなら交換してアップグレードする
・メインメモリーの容量が足りないなら交換か増設をして容量を増やす
・ビデオチップの性能が足りないならビデオカードを交換か増設をしてアップグレードする


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