パフォーマンス・コアとエフィシエント・コアの違い

最終更新日 2023年09月07日

基礎

パフォーマンス・コアとエフィシエント・コアの違いとは、名称から想像できる通りパフォーマンス・コアは性能重視、エフィシエント・コアは効率重視です。効率とは消費電力あたりの性能です。エフィシエント・コアの方が電力を効率よく消費します。パフォーマンス・コアは効率では劣りますが性能では優れます。

表記

英語で書くとPerformance-cores、Efficient-coresです。略すとP-cores、E-coresです。coresをコアにしてハイフンをなくし、Pコア、Eコアと書く場合もあります。

特徴

パフォーマンス・コアとエフィシエント・コアには、他にも下記の特徴があります。

役割

パフォーマンス・コアとエフィシエント・コア、両者を搭載するCPUでは両者のコアを使い分けます。例えばシングルスレッド性能が重要なゲームでは主にパフォーマンス・コアがゲーム関連の処理を実行します。セキュリティー対策ソフト等、ユーザーが操作しておらずユーザーから見えないところで動作するソフトウェアの様々な処理を、主にエフィシエント・コアが実行します。パフォーマンス・コアが実行するまでもない処理をエフィシエント・コアが実行するので、パフォーマンス・コアがゲームの処理に集中できゲームで高い性能を発揮できます。

エフィシエント・コアも搭載する理由

何も制限がなければパフォーマンス・コアのみ搭載する方が性能を高くできますが、CPUにはコアを搭載する場所が限られています。ワット・パフォーマンスを高くし消費電力と発熱を抑えることも重要です。パフォーマンス・コアを1個搭載する代わりに複数個のエフィシエント・コアを搭載することで、シングルスレッド性能もマルチスレッド性能もワット・パフォーマンスもバランスよく高くできます。

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