Early Decodeとは?

最終更新日 2023年09月07日

Early Decode とは何か

ASCII.jp:インテルCPU進化論 Core Duoでの改良は不発な要素も? (2/3)|ロードマップでわかる!当世プロセッサー事情 には、以下のとおり書かれています。(この記事の公開年月日は2012年8月20日)
Early Decodeとは、通常なら複雑な命令を直接Decodeで処理する代わりに、簡単な複数の命令に分解する処理を行なう部分だ。
同記事のさらなる解説を参考にし、Early Decode のメリットをまとめると以下のとおりです。

CPU 内部には命令を解読するデコーダーがあり、デコーダーには Simple Decode と Complex Decode があります。

Simple Decode では一つの x86 命令を一つの μOp に変換し、Complex Decode では一つの x86 命令を複数の μOp に変換します。

x86 とはインテルが開発した命令セットであり、命令セットとは CPU が実行できる命令の集まりです。μOp(マイクロオプ)とは、CPU が実行する処理の単位です。

開発コードネーム Yonah の CPU には Complex Decode が1基、Simple Decode が2基ありますが、Simple Decode の方が消費電力が低く、Simple Decode の方が多いので、できるだけ Simple Decode を使うと省電力になり処理効率が向上します。

Early Decode で複雑な命令を簡易な複数の命令に分解しておけば、Simple Decode で変換可能な一つの x86 命令が増えて Complex Decode の利用頻度が下がり、CPU の省電力化と高速化につながります。


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